咲くは江戸にもその素質(3) (アクションコミックス(comico BOOKS))

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 66
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784575847253

感想・レビュー・書評

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  • 「楽しく元気に迷いなく堕ちていく」後書きの言葉そのままだから凄いし楽しい。アレが江戸だとこう、という見立て(腐趣味とも通じるかもしれない)が面白く、巻末おまけは逆に無修正の赤裸々さが愉快。

  • 貴腐人登場
    ユキエさんもそうだけどこの漫画の大人は優しくていいなぁ
    おかげで三人娘がこれでもかってくらいにのびのびしすぎてる。素敵

  • 素質が育ってゆく・・・

  • この3巻でも、サク、カメ、フミ、ツルノは絶好調もとい絶腐調
    リアルに圧倒されるな、正しいと信じる萌えがある少女らが全身から放つ若々しいエネルギーに
    つくづく、本気になれる「好き」がある人間の強さってのは底なしだな
    四人娘の「好き」は男女・男男・女女の間に生じる、恋愛って意味合いでの「好き」、まぁ、要するに「LOVE」ではない。創作物内の美男に惚れた上で、しっくり来る相手(同性)を探そうとしているのだから、意味を広げても、さすがに「LOVE」には入らず、「LIKE」だろう、と私は思うのだが、他の読み手はどう捉えているのか
    まぁ、ともかく、彼女らの、自分らが踏みこんだ世界が底なし沼であるのを承知で、更なる深淵を覚悟を持って覗き込める、のめり込み力(!?)は尊敬に値する
    何か一つに対して、真剣になれるって事は素晴らしい、それを沙嶋先生は、私ら読み手に対して、力強く訴えたいんじゃないかな・・・・・・えぇ、きっと、違うんでしょうね
    けど、衆道に本気で傾ける彼女達は、ホント、幸せそうに見えるのは確か
    何に対しても熱くなれず、妙に冷めちゃってる人間にゃ、こんな燃えに萌えてる彼女らを嘲笑する資格はあらせんわ
    ちょっとしたことで一喜一憂できる、若いなぁ。そう感じるのは、私が年を食ったってのもあるが、たった一つの何かにブチ込んでいた本気の「好き」が目減りし始めているか?
    この『咲くは江戸にもその素質』を読むと、しみじみ、己に気合を入れ直さねば、と身が引き締まる
    しっかし、時代と舞台こそ江戸だが、腐女子としての進化(?)の過程が異様にリアル
    巻末に現代版こそ描かれちゃいるが、それより、妙なリアリティがあるのは何故か
    愛を語りあってりゃ、それを形に残したくなるのは、萌えに囚われた、もしくは、自ら隷属を受け入れた人間にとっちゃ当たり前の衝動
    同人活動って、こんな自然な流れで始まるんだな、そう感じた
    自分の中の炎を抑えられなくなったフミが「先生」になるトコ、カメとツルノが現八愛故にぶつかり、自分の中の「萌え」を深めると同時に、相手のそれを認め合えるほど成長するトコ、それらも、この3巻の大きな魅力だが、何と言っても、私を唸らせたのは、新キャラ・センさんの登場
    経験者って表現は微妙にズレている気もするが、少なくとも、先駆者もとい開拓者たるセンさんと言う先人に、更なる業に染められた三人娘が、一体、どうなっちゃうのやら、と不安と期待が半々
    そんなセンさんが、萌えを拗らせすぎての独身者ではなく、ロックオン(笑)していた意中の相手と結ばれている点も、またニマニマもの。どの時代にもいるもんだ、腐女子の嗜好を、「これはこれ、それはそれ」として受け止められる懐の深い男性が。貴腐人でも結婚は叶う、そんな希望を持たせてくれるって意味では、御手洗直子先生の『31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる』に劣っていまい
    この台詞を引用に選んだのは、私の(弱味と弱点を物理的にも握っている)女友達に、「この3巻の良さを他の読者に解かってもらうのは、絶対、これしかないよ!!」と食い気味に訴えられ、根負けしてしまったから。まぁ、私の心にも少なからず響いて、納得したから、採用したから抵抗はないんだ。何っつーのか、百戦錬磨な美女のみが持てる、人心掌握の粋を見たな

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