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- / ISBN・EAN: 9784575848175
感想・レビュー・書評
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ふららちゃんはどうやって生きてるんだろうか。
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(1)では、始終、一人で何も出来ない、または、しようとしないふららにイライラさせられっぱなしだった
だが、(2)では、さほど、感情を刺激されなかった
別に作品の質が落ちたとか、ふららのダメっぷりに慣れた訳じゃ無い
正直なトコ、これは他の人から軽蔑され、罵倒されるやり方なのは百も承知なのだが、こうでもしなけりゃ、(2)を途中で怒りに任せて破ってしまいそうだったのだ
私が、どうやって、(2)を破らずに読んだのか、それは、ふららが何らかの病気を患っているのでは、と疑いながら読んだのだ
うーん、皆さんの罵声が聞こえてくる。私はMじゃないから、お叱りの声を浴びせられると、リアルに傷つくわ
ただ、実際、これは創作なのではなく、渡邊先生の家族、もしくは親族にいる少女の毎日を、多少の誇張は交えつつも描いたエッセイなのだ、と思うと、ストーリーに対して感じる印象が(1)の時とは変わってくる
確かに、ふららは一人じゃ何もできず、何もしようとしない。けど、気になった事に対して、ものすごい集中力を発揮する事は出来るようだ。そういう意味では、十把一絡げのダメ少女ってイメージは撤回すべきだろう、と私は思った
しかし、ぶっちゃけ、このやり方が、次巻でも通用するか、は不安だ
ふららに対して嫌悪感を覚えるなら、この『ふらら一人でできません』を読まなければいいじゃん、って意見はあるだろう。それは尤もだ。けれど、読んで、しかも、感想を書いている漫画を、主人公の個性が気に入らないからって読むのを途中で止めるってのは、漫画読みとして失格なんじゃないか、と思ってしまうのだ、チキンな私は
どの回も、ふららの他力本願っぷり、彼女と錦ちゃんの(ほぼ一方的な)友情にブラされまくるが、個人的に推しの話は、タヌキっぽい動物が可愛いvol.21「ふらら相手にされませんっ」だ。毎度、甘やかされまくっているんだから、たまには冷遇されても、文句は言っちゃならんさ
この台詞を引用に選んだのは、ごもっとも、と思った。けど、錦ちゃん、世のお父さんだって、きっと、自分のパンツや靴下がどこにあるのか、完全には把握できてないんだから、そこは、あまり強く責めないでやってな