夜、海へ還るバス (アクションコミックス)

著者 : 森下裕美

• 双葉社 (2008年4月28日発売)

感想・レビュー・書評

[こねさんの感想 · 2015年5月10日]

女が女であることに個々が折り合いをつけるそのあり方というのは、男が男であることよりもずっと複雑でずっとままならないってことなんだろう。
これが絶版なのはもったいない。

[アライさんの感想 · 2015年3月4日]

いやあ、読んでたのにすっかり忘れてた。
旦那さんつうか、婚約者さんのポジションがすてきだよなあ。

[無常さんの感想 · 2014年11月7日]

大阪ハムレットでの感動が直球ストレートな感じとは違って、結婚前の女の気持ち、同性愛、母子関係などを深いところで描いている。
少し難しいけれども、爽やかなような切ないような読後感。
一冊読み切りではなく、もっと読みたくなる。

[人生≒本×Snow Manさんの感想 · 2012年9月14日]

むつかしい。何をどう感じたら、いいのか。ただ、迫ってくるものは感じる。

色々引っかかって、思いを巡らせて、ああ、これは母から娘への呪いだったのか。そこに同性愛が吹き出し複雑に絡んでいたのか。異性愛なら、大きな問題にはならんかったのに。そんな風に思った。

[tztstsさんの感想 · 2012年7月12日]

読み進めると、ちょっとした場面に登場人物たちの重い心情が暗示されていたと解るところがある。また、みんなどこかひねくれていて、単純ではない人間というものがいとおしいと感じる。
母が娘に与えた呪い、人間の孤独、女性同士で恋愛すること、それだけならばありふれたマイノリティの物語とも言える。けれども、この漫画ではそれらをきちんと組み合わせ、ダイナミックなドラマに見せてくれている。

[110001111000000101001101110001さんの感想 · 2012年7月7日]

もう一度時間が経った時に読みたい…。

[chistyさんの感想 · 2012年4月18日]

すっと読めて良いな。絵も独特な可愛いさと色気で良し。夢とかフロイトとかエウ゛ァEDを入れる意味は良くわからんが。

[finetimechanさんの感想 · 2011年8月27日]

この人の漫画、これと『大阪ハムレット』、気に入ってます。

[きゆさんの感想 · 2010年9月21日]

どんどん人間の深いところばかり描いてるよね森下さん。
みんながすごく魅力的で可愛くて怖い。深くて難しいけどもっと読みたい。

[680104さんの感想 · 2009年6月29日]

世にありふれているのになかなかストレートにとりあげられないテーマ、「母娘の呪い」がずばり描かれている。
示唆的な描写も多く読むたび考えさせられる。