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- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576000060
感想・レビュー・書評
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松濤明の名著が文庫で復活。
学生時代にどれだけ、この本を捜し歩いたことだろう。
戦前、戦後時代の登山記録だが今の次代に見ても凄い記録を数々うちたてた天才クライマーだと思う。
いつかは彼の歩いた道を追ってみたい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
08年4月読 遭難死した著者のコラムや日誌。山に造詣が深い訳ではなかったことから、飛ばし飛ばし読んで、最後の遭難部分だけ読んだ。死を目前として、あれだけ冷静に苛酷な環境下に家族、知人に対してメッセージを残せたのがすごい。そして山は魅力的であり怖い。
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7/3
「氷壁」魚津のモデルになっているのはこの人らしい。
遭難時の行動記録のみかと思いきや、彼自身の山や、所属していた山岳会に対する考え(おおむね辛辣)、も述べられており、その人間性を垣間見るのに役立った。
山男に限らず、男はやはりタフかつロマンチストであるべきだ。「我々ガ死ンデ、死ガイハ水ニトケ、ヤガテ海ニ入リ、魚ヲ肥ヤシ、マタ人ノ身ヲ作ル、個人ハカリノ姿 グルグルマワル」
死を決意した後、私にはこのようなことが言えるか。
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