あの日を探して (二見文庫 ハ 7-8 ザ・ミステリ・コレクション)
- 二見書房 (2001年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (449ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576011585
感想・レビュー・書評
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貧しく劣悪な家庭で育つフェイスの母と、名家の後継のグレイの父は長い不倫関係の末、ともに失踪。激怒したグレイはフェイス一家を町から追い出した。それから12年。地位を築き、フェイスは失踪の真相を確かめるため、町へ舞い戻る。早々に立ちはだかるグレイ。憎いはずが、気持ちは憧れ続けた少女時代のまま変わっていない事に気付く。終始、グレイに惹かれる所がなかったものの、サスペンス色が濃くて面白かった。フェイスには、もうちょっとグレイにイケズして欲しかったかな。
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【再読】熱い!熱すぎる!ヒロインフェイスとヒーローグレイがバチバチと火花を飛ばします。ジリジリとした二人の感情がとってもセクシーなんですよ!
南部の由緒ある旧家の跡取のグレイですが、訳が上手く上品過ぎずやんちゃっぷりが話し方に表れててナイス。
ホットなシーンは後半までお預けですが、そのあとはフェイスを見るたびにどこでも(以下自粛)。フェイスは幼い頃町中から嫌われていた家庭に育ちながら、努力して成功した素敵な女性です。グレイの堕ちっぷりも大変よろしいです。
あぁ、何度読んでも面白い。あ、一応サスペンスもあります。 -
どん底から這い上がってきたフェイスはなかなかやるな。誰もが白い目で見る中でハリーだけがフェイスを色眼鏡で見なかった事が一番よかった。他はフェイスの家族も最低だったしグレイの母親もどうなの?だった。犯人はだいたい想像できてたけど…父親が浮気していた女の娘、母親の浮気相手の息子。いがみ合う事はあってもその逆はなかなかないだろうなと。そういう意味でストーリー的にどうなんだろうな。
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出世して見返してやるってシチュエーション大好き(笑)
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購入済み
内容(「BOOK」データベースより)
フェイスはクズの烙印を押される貧しい家の娘。いつか認められたいと夢見ながら名家の青年グレイに想いを寄せていた。が、ある晩グレイの父が不倫相手であるフェイスの母と失踪。激昂したグレイにより一家は町を追われる―12年後、彼女は成功した美しい女となって帰ってきた。過去と決別するため失踪事件の真相を追うフェイス。そこに立ちはだかるグレイ。ふたりの甘く危険な駆け引きが呼んだ衝撃の結末とは?!人気作家が贈るロマンティック・サスペンス。
After the Night by Linda Howard -
なんとなくあの魅力的な探偵が殺されたことがとても悲しかったけれど奥さん亡くして二ヵ月後にまた一緒になれることができて良かったっていう充足感があった。あんな環境で成長してああいうことがあったら精神的に不安定になるのは当然だけれどヒーロー妹にはすこしヤキモキしてしまった。だけど保安官が幸せそうなので良し。ヒーロー妹も最後には好ましい人に変身していたし、たぶんこれが彼女の正直な姿なのかもなって思った。ヒーローの猥談はこの上なく好ましくて嬉々とした。「なんで男がこいつに名前をつけたがるか知ってるか?」とか、トイレでの破廉恥シーンとか愉快すぎて胃もねじれる思いだった。でも本当に心引かれたシーンはヒーローが父親を思って涙をこぼすシーン。女はいつだって男の涙には弱いんだ。改めて自覚させられる(苦)。
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フェイスはクズの烙印を押される貧しい家の娘。いつか認められたいと夢見ながら名家の青年グレイに想いを寄せていた。が、ある晩グレイの父が不倫相手であるフェイスの母と失踪。激昂したグレイにより一家は町を追われる―12年後、彼女は成功した美しい女となって帰ってきた。過去と決別するため失踪事件の真相を追うフェイス。そこに立ちはだかるグレイ。