千の花―真夜中を駆けぬける 2 (シャレードコミックス) (CHARADE BOOKS COMICS)
- 二見書房 (2003年12月25日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576021959
感想・レビュー・書評
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2003-01-00
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【真夜中を駆けぬける】の続巻。
このシリーズは、依田さんの描く心のほの暗さが秀逸な作品。
人を好きになるって、始まりは単純なのに継続はとても大変。
どんな約束も確証もあやふやで、ともすれば一年後の自分の気持ちさえわからない。
作中の勇気の「しかしもう…恋愛としては惰性かなあ…」というモノローグにドキッとして、あぁこの2人にも終わりは来るのか…と深淵を覗いた気がした(実際は違うけど!)
巻末には幸せエピソードが載ってるけど、そこに辿り着くまでが怖くて痛かった。
簡単に言うつもりはないけど、魂が呼応するような関係のこの2人には、幸せになって欲しいなぁ… -
同じ相手に二度恋をする、と言う主軸があって、知っている筈の相手を更に好きになって行く過程が丁寧に描かれている。劇的に何かが起こって揺さぶられるのではないんだけど、心の中は嵐が吹いたりそよ風が吹いたりしている感じがサラッと書かれているように見えてそうじゃない、そう言う絶妙な依田作品のたまらないところが詰まっている。
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前作同様、内容はギッシリ。2人の心情がどんどん変わっていく様子が楽しめる。
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勇気も昇も相手を想う気持ちは深く強くなっていくのに、素直に手を伸ばすことが出来ず一歩引いてしまうことで生まれる距離感がさらに不安を呼び…といった感じでそれぞれが空回りしてしまっているのがもどかしい。でも、いろんなエピソードが積み重なることによってそれぞれの心情が伝わってくるので、終盤のチャペルでの二人に対する感動がより大きくなりました。魂の部分で惹かれあう相手というのはかけがえのないもの。大切にして欲しいなと思います。「絵」というアイテムが素敵に使われているところも好きです。
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攻め→受けかと思いきや、攻め←受けなところが萌える
でも攻めも受けにめちゃめちゃ執着してるのも萌える
シリアスとコミカルの狭間な雰囲気がとてもいいです
シリアスすぎないシリアスが良い -
2巻目は更に二人の仲が深く繋がっていきます。
些細な会話からも二人の関係がすごい良い空気で伝わってきて、いいなあ。と感じます。
別れたり浮気したりと、結構色々あった二人ですが、読み終わる頃には、これからもずっと一緒に居続ける二人なんだろうなあと感じることができるくらい安心した関係になっています。お互いを想っているのが端々から伝わってきてとても素敵です。
要所要所の二人の会話に笑がこぼれます。ハイジネタは何回読んでも面白いです。
何度も読み返したいなあと思える二人です。 -
年数経って書いてるからしょうがないんだけど絵柄が変わるのがなぁ・・・と思いつつ、やっぱり好きだ。
ハイジのとこと結婚の話には笑った。 -
紹介文にある『運命でも約束でもなかった長い恋』の部分には「まさしく!」といったかんじです。
この作品にかかわらず依田さんの書かれる登場人物の心の声は、さり気ないのに(だからこそかな?)核心的で切なく響きます。
終わり方でも十分満足だったのですが、第三巻が発売予定とのことで、そちらも楽しみにお待ちしております。
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作品の紹介に書かれていた『運命でも約束でもなかった長い恋』まさしく!といった感じです。
この作品にかかわらず依田さんの書かれる登場人物のさ...作品の紹介に書かれていた『運命でも約束でもなかった長い恋』まさしく!といった感じです。
この作品にかかわらず依田さんの書かれる登場人物のさり気ない心の声が、とても核心的で切なく響きます。
この終わりでも十分納得できましたが、3巻が発売予定とのことで楽しみにお待ちしております。2008/08/24
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モノローグが良く、すんなり読めます。
やっぱり依田さんは凄い。