砂漠の機密空域 (二見文庫 ブ 7-7 ザ・ミステリ・コレクション)

著者 : デイル・ブラウン 上野元美

• 二見書房 (2003年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[teshiigogoさんの感想 · 2013年5月1日]

ドリームランドという架空の先端兵器開発組織が活躍するディルブラウンの一連のシリーズもの。

今回は、ソマリアを舞台にシルクワームとミグで武装したイスラム勢力がペルシャ湾の安全航行を人質にとる事件が勃発し、アメリカ軍の出動となる。

冷戦以後の対立構造をイスラム勢力に求めた小説は多く書かれているが、ディルブラウンは敵役の描き方が緻密でなくプロットも勧善懲悪、アメリカが最高という描き方であり面白みに欠ける。

著者プロフィール

1956年ニューヨーク生まれ。ペンシルヴェニア州立大学に入学。78年に入隊後、B-52、B-111爆撃機に乗務する。86年に退役（大佐）。『オールド・ドッグ出撃せよ』（ハヤカワ文庫）で作家デビュー。『韓国軍北侵』『「影」の爆撃機』『炎の翼』（二見書房）ほかで、著書の多くはベストセラーとなる。ネヴァダ州在住。〈扶桑社ミステリーのデイル・ブラウン作品〉『アメリカ本土空爆指令』（上・下）『秘密攻撃部隊』（上・下）『極秘破壊作戦』（上・下）

「2016年 『地上侵攻軍を撃破せよ（下）』 で使われていた紹介文から引用しています。」