消防官だからできること: 消防官になりたい人、全国の消防の現場で働く人に贈る

著者 : 黒岩祐治

• リヨン社 (2005年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[まやのみつるさんの感想 · 2012年9月28日]

有川浩『空飛ぶ広報室』と方向性がややかぶるチョイスになりました。フジテレビのディレクター（元？）による、火消しの歴史からハイパーレスキュー隊の成り立ちまで、史実とからめてわかりやすく解説されている一冊。今のような、救命活動まで含めた幅広い活躍ができるようになったのが、思っていた以上に最近の話なので驚きました…浅学がバレますな。
消防官は性格も仕事もまっすぐな人が多く、警察などのような（『踊る～』のような）ドラマになりにくい、という指摘が、テレビ局ならではの視点だなーと面白かったです。
発行は５年ほど前になりますが、読みやすくわかりやすく、これはちょっと読んでよかった。