プレイボーイをやっつけろ! (二見文庫 ク 5-2 ザ・ミステリ・コレクション)
- 二見書房 (2005年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (582ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576051345
感想・レビュー・書評
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ソフィは詐欺師の家系に生まれながらも堅気の道を誓い、妹と結婚式のビデオ撮影業を細々と営んできた。
今回の仕事は、落ち目の女優クレアが再起を賭けたプロモーションビデオ(という名のポルノ)を撮るため、クレアの故郷の田舎町テンプテーションに滞在することに。
牧歌的で保守的な町では町長選挙を控え“ハンサムでお坊ちゃまでプレイボーイ”タイプの町長フィンと町長の座を狙うガーヴィーが争っていた。
撮影の内容が争点となる中、謎の死体が見つかり、ソフィも狙われ始め…
ロマンティック・ミステリー。
人死に出てるけど軽いノリで、楽しく読めました。
お互いが“ちょっとしたお楽しみ”“仕事であるシナリオのネタに”と関係を持ったけど本気になっちゃって…ギクシャクしてても笑えるのは、会話がテンポ良いからかな-
姉弟姉妹親子、絆が強い!特に女性は強かな印象。
犬も良い味だしてる-
無性にアイスバー食べたくなりました!
作中に映画や歌のタイトル台詞歌詞が出てくるので時代を感じる…
それらを知ってたらもっと楽しめただろうな-と。
残念な店は…邦題がなんとも…
なんでこうなった…ヒーローの住む町名と誘惑に掛けた原題通り“WELCOME TO TEMPTATION”で良かったのに-
ヒーローもプレイボーイって訳でもなく、“ヒロインが昔イタイ目に合わされた男=プレイボーイと育った環境が似てる上流”ってだけだし…
あと誤植も…私が気付いただけで3ヶ所あったよ。
序盤の人名間違いは登場人物多いから混乱したわ-
p34フィル
p261ショートパツ
p450会いに言った詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
町長のフィン・タッカーの率直なアプローチぶり他、Hotでコミカルな会話が面白かったです!
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少々下品(?)な会話もありますが、それがイイ!!!
会話のテンポも弾んで、小奇麗な会話よりも心地いいvv -
ロマンティック・ミステリと聞いて読んだんですが、私には下ネタが強すぎました。プラトニックしか認めない、というわけではないけど、あんまり明け透けに語られるのはついていけないところが。テンプテーションのシンボルタワー(?)で既に笑えませんでした。でも映画のセリフがでてくるところや、ソフィの頭の回転の速さは楽しかった。詐欺師には心理学の知識も必要ですね。