悲しみを乗りこえて (二見文庫 L 10-2 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
3.29
  • (0)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 14
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576070070

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • <トワイライト・コーヴ>シリーズ第二弾。
    私立探偵ジェイクの元パートナーのカートは、かつて婚約者に裏切られ、直後車の事故で身ごもっていた子供を失ったため、二度と誰も愛さないことを決心していた。
    ある朝、タイという男が子供を探して欲しいとやってきた。



    なかなか良かった。
    途中何度か泣きそうになった。
    タイがすごく真面目で率直で、すごく良いと思った。
    しかしカートよ、左手を怪我してるのに車を何時間も運転しようとしたり、拳銃を撃とうとしたり(結局どちらもしなかったけど)それってできるもんなのかな?
    タイの娘のサニーが、タイの親友のRJに惹かれている様子を目にして、その事をタイと話し合った時に「二人は大人でこれは二人の問題よ」って言ったのには驚いたよ。
    あなた元パートナーのジャイクとカーリーが付き合い始めた時に、カーリーにジェイクを傷つけたらあたしが許さない的に脅しかけましたよね?忘れたのかな?
    っていうか、サニーたちに対しては大人な対応をするカートを話の都合上出しておきたかったわけでしょー。
    こーゆーキャラブレがすごく気になる。

    それ以外は良かった。
    まさかサニーが地元でそんな面倒に巻き込まれてる話だとは。
    面白いね。
    カートのタイに対する愛情が、すごく伝わってきた。
    わたしは個人的に、子ども好きなタイにもう子供を産んであげられない自分に自信が持てない気持ちがわかるので、タイにもっとそんなことは問題じゃないと強く出て欲しかったな。
    女の人が子供を産めない自分が本当に愛されているか怖がるのはよく判る。
    そこは男に安心させて欲しい気がしたけどね。

    ☆は4つ。

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    ハワイ出身の私立探偵カートは、かつて婚約者に裏切られ、その直後に車の事故で身ごもった子供を失ったため、二度と男性を愛すまいと決心していた。ある朝、タイ・チャンドラーという男が現われ、昔の恋人との間に生まれた子供をさがしてくれと依頼される。捜索の結果、19歳になる娘がロサンジェルスにいるのをつきとめる。やがて、タイとカートは愛を交わすが、カートは昔のトラウマに苦しみ、素直になれない。数日して、タイの娘サニーが突然やってくる。しかも彼女の腕には幼い娘が…切なくも感動のラブ・ロマンス。

    一応ラブ・ロマンスだと思うんだけど(ジャンル的に)
    ヒロインが2度も銃で撃たれるっていうのはかなり珍しいと思うの。
    でも彼女の臆病になり方とか、考え方ってとっても良く分かるし、たぶん私もそう行動するかなと思うところが多かった珍し作品。
    設定が白人ではなくハワイアンの血も引いているからなのかしら?

    ジル・マリー・ランディ
    名前を覚えておくつもりです。

    Heat Wave by Jill Marie Landis

  • トワイライト・コーヴ・シリーズ第2巻

全3件中 1 - 3件を表示

ジル・マリー・ランディスの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×