罪深き愛のゆくえ (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) (二見文庫 キ 8-1 ザ・ミステリ・コレクション)
- 二見書房 (2009年10月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (558ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576091501
感想・レビュー・書評
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冷静沈着なカイルモア公爵との一年の愛人契約が終わった時、ヴェリティは、与えられた屋敷ごと全てを売り払い姿を消した。怒り狂ったカイルモアは、念願の普通の生活を送り始めたヴェリティを、拉致監禁!そこからの2人の攻防戦が長かった〜!人里離れた屋敷でお互いの知らなかった内面に気付き始めた2人。全てをさらけ出した後のカイルモアは一転、すごく可愛らしかった。そしてカイルモアの為に三度目の別れを決意したヴェリティの前に現れたラスボス、カイルモア母!ラストのヴェリティを必死で繫ぎ止めるカイルモアが素晴らしかったです。
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囲っていたお気に入りの愛人が突然行方をくらまし、怒り狂う公爵。ストーカーのごとく探し回って見つけた途端に拉致監禁ってこれ犯罪ですよ。根底にはお互いに肉欲以外の想いがあるから、そこはロマンスとして成り立っていますが。中盤はエロエロシーン満載で斜め読みでしたが、後半からのお互いを気遣うため想いを口にしない内面描写がいいです。それにしても久々にメロメロ執着なヒーローでした。フィフティのクリスチャン以来^^;あと、ろくでなしの邪悪な公爵母の罰は生温すぎ!
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先へ先へ読みたくって仕方がなかった。ドキドキも、ハラハラも、ワクワクも、全てして、ヒーローとヒロインの心理描写が素晴らしかった。もうちょっと、この人の作品を読んでみたい。
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孤独な公爵が、幸せになれますように。