月夜に輝く涙 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576110325

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  • 婚約寸前の恋人に別の女性と言われてしまったヒロイン。
    幼馴染で放蕩者のヒーローと遭遇し、慰みを求めて一夜を共にする。
    その代償としてヒロインは妊娠してしまい2人は結婚することに。

    陽気なヒーローなんだけど、放蕩者という自分を演じて心の内を隠している。
    ヒロインはなんとか壁を崩したいんだけどヒーローの心の傷は相当重いようで。
    18歳で思わぬ妊娠をしてしまい、それでも頑張るヒロインに比べてヒーローがちょっと情けないというか。
    ヒロインが逃げずに向き合ってくれてよかったねとも言える。

    ヒーローのトラウマのせいで兄との関係がギクシャクしてるんだけど、その兄が主人公の作品(未翻訳)もあるみたいでできることならそっちから読みたかったな。
    ヒーローが傷を負った原因の女性は現代なら逮捕もんだぞってぐらいひどい。

  • 登場人物がとにかく多くて、家系図と人物紹介のページを何度も読み返しました。

    ヒロインは身重の体で心身ともにかなり大変な目にあってますが、トラウマ持ちで不安定なヒーローに寄り添い、年齢のわりにしっかり者で健気で好感度が高いです。

  • トラウマがこんな風に解決するとは。良かった。

  • 出だしから相愛っぽいのに展開が遅すぎてイライラ。シリーズ何作目かなので、登場人物が多すぎ!家系図見ながら読むのがすごく大変。ラストは良かったです。

  • 陸軍将校の庶子ヒロイン。ラトレッジ家の次男ヒーロー。恋人に裏切られたヒロインの落胆と哀しみを受け止めてしまったヒーロー。予想外の妊娠で結婚することになったが これも縁というか運命。彼の苦しむ姿を見てともに苦悩することになるヒロインの言葉の数々は彼の抱えるトラウマをどうにかして乗り越えさせようと導く結果になる。彼の秘密には驚愕する。なんて酷い大人に囲まれて生きてきたんだろう。怒り狂い謝罪をする彼の兄の涙に少し心が洗われた気がする。

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著者プロフィール

リズ・カーライル(Liz Carlisle)モンタナ州ミズーラ生まれ。米国有機農業研究の中心、カリフォルニア州立大学のバークレー校「多様性農業システムセンター」の研究員。地理学の博士号を同校で取得したほか、ハーヴァード大学の学士号も持つ。カントリーミュージックの歌手として全米を巡業し、またモンタナ州の有機農家でもあるアメリカ上院議員ジョン・テスターの立法補佐官を務めた経験がある。

「2016年 『豆農家の大革命 アメリカ有機農業の奇跡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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