- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576110653
作品紹介・あらすじ
きみのすべてをわたしのものにしたい-ヨーロッパ旅行中、持病で苦しむ少年・マルコを介抱したことが縁で、彼の兄で青年実業家のジェラルドの屋敷に滞在することになった和己。当初、自分に対してどこかわだかまりを感じさせるジェラルドを不審に思っていた和己は、その原因が彼の辛い過去にあると知る。だが、和己の純粋な言動に心動かされたジェラルドは、和己を特別だと言い、熱い視線で見つめてきて…。自分はただの旅行者。彼とは住む世界が違うとその想いを受け入れられずにいた和己だが…。
感想・レビュー・書評
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うるきゅん。
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二見書房シャレードの編集さんの仕事・推敲のすばらしさがよく分かった。
同じ作者さんが書いた作品でも、良いレーベルから出された作品は作品の出来が、格段に良くなるんだということを学んだ。
原石の磨き方というか、仕上げ方が違う。
この作者さんの話はリリ文庫でも読んだことがあるのだけど、同じ言葉が同じページ内に繰り返し使われたりと……他にも穴がいっぱいで、ひどいものだった。
(リリさんはこの作家さんの本に関わらずどの本にも誤字脱字が多いし、あまり推敲されないのだろう(良い意味にとれば、作品に口出しせず作家の好きなようにやらせているということかも)
構成があまりうまくなかったり……は、リリ文庫で読んだ、この作家さんの作品と同じだったけれど。
とりあえずは読める出来にまで高められていた。
出版社によるこの違い、すごい! -
甘々ラブラブなお話でしたv何も難しいことを考えず気楽に読める、こういう王道的なお話もやっぱりいい。ジェラルドの義弟・マルコがまた可愛くってv和己に懐いてる無邪気な様子が愛くるしい。カワイチハルさんのイラストともピッタリでした☆