恋泥棒に魅せられて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

著者 : ジュリー・アン・ロング 石原まどか

• 二見書房 (2011年11月21日発売)

感想・レビュー・書評

[たろさんの感想 · 2014年11月26日]

文句なしに面白かった！！

妹アリスを養うため、セントジャイルズでスリをして生計を立てているリリーと、本当の自分を押し殺して生真面目に自分の立てた人生計画を全うするために生きているギデオン、普通なら一生関わることが無いはずの二人が出会ってからの展開が、いい！

リリーの可愛らしさが文章から生き生きと伝わってくる。

[fyukawaさんの感想 · 2012年5月30日]

マイフェアレディーかな？

[kina-koiさんの感想 · 2012年2月10日]

妹１０才を育てる為下町ですりをしていた、リリー２１才と、無料で訴訟を受けたりする腕利き法廷弁護士ギデオンの話。ギデオンは結婚先で苦労している妹の為にも、地位を求めて侯爵令嬢との結婚を狙っている。令嬢のライバルとしてリリーを登場させるため、マイフェアレディを…。ラストでは、令嬢と婚約したギデオンから一旦は離れようとするが、愛人でも留まろうと思いなおすリリーには、何か釈然としない。（愛人にしようとするギデオンもヤだけどね）ギデオンの妹についても、たまたま伯父が旅行に出る事にしたから、引きとれてでは解決にはならないんでは？伯父と和解とかの解決にもっていかないのはどうしてでしょう？

[Renさんの感想 · 2011年12月20日]

下町でスリをしててヒーローに助けられたヒロイン。出逢いかたは最悪だが　ヒーローの令嬢獲得作戦に参戦することには無理があったが　社交界デビューで令嬢とのやり取りは面白かった。ヒーローがぐずぐずと自分の想いをごまかしながらヒロインを傷つけていくので少し可哀相だったなぁ。妻と愛人に囲まれてウハウハ生活思い描いてたヒーローに憎しみがわいてくるが　ただのスケベ男だから仕方ないのか。
ヒロインの妹ちゃんが可愛くてヒーローのおじさんと友人やらの脇役は良かったね。令嬢の脳みそ空カラの意地悪さがヒロインと対照的で笑た。

著者プロフィール

Julie Anne Longジュリー・アン・ロング2004年に“The Runaway Duke”でロマンス作家としてデビュー。RITA賞受賞をはじめ、USA Todayでベストセラー入りも果たす。邦訳作品には、『美女とスパイ』『あなたのために踊らせて』『誘惑のキス』（いずれもソフトバンク文庫）、『恋泥棒に魅せられて』（二見文庫）などがある。

「2020年 『忘れえぬキスを重ねて』 で使われていた紹介文から引用しています。」