あの丘の向こうに (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (533ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576111650

感想・レビュー・書評

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  • 親友の結婚式のためにテキサスの田舎町ウィネットを訪れたメグ。完璧超人で町長のテッドと親友の関係に疑問を感じ結婚を取りやめるよう説得する。花嫁が消え中止となった結婚式の後、家族から送金を止められ一文なしとなったメグは町に留まり働くことにするが、テッドを敬愛する町の住人の視線は冷たい。


    過去作の登場人物大集合(『ファースト・レディ』『麗しのファンシー・レディ』『レディ・エマの微笑み』)
    なので読んでない人には誰が誰やらで混乱すること間違いなし。2作読んでても混乱した。

    『麗し』で美貌の両親にまるで似ず平凡な見た目だった少年が大人になって美男になり完璧な男性として町中の女性にモテモテに。しかしいつもクールで完璧に見える彼の内面とは。

    いまいちヒロインに興味、関心がなくて、SEPで良くみるヒロインの境遇のお話だったのでワクワク感がなかったかも。
    フランセスカは意地悪な継母みたいになってるし(笑)
    SEPのヒーローって基本最後の方にならないと気持ち見せないよね。

    『麗し』で公爵だった人が男爵になってたり、ダリーの年齢表記(51)に疑問があったりと整合性が取れていないのが気になった。

    この本間違って古本と新刊で2冊も購入してるのにイマイチだったのがちょっと残念…。

    Call Me Irresistible 2011

  • 再読。もう一度読みたいと思ってった本。
    最初、閉鎖的な町の感じが嫌でダメな感じかなって思ったけれど、
    だんだんテッドが自分の感情が抑えられなくなっていくのを見ていたら、メグの気持ちとシンクロしてキュンとしてしまった。
    表紙の女性が木の実ナナに見えるのは私だけだろうか…。

  • 花嫁に逃げられた完璧なヒーロー×何も成し遂げていない破天荒ヒロイン
    まず、ヒロインがいい。かなりキツイ状況でも逃げずに心が折れても踏ん張っている。当初、ヒーローのどの変がいいのかさっぱり分からないんだけど、徐々にヒーローに惹かれて行くヒロインと同調しちゃって、完璧ヒーローが乱れた時にはヒロインと一緒に狂喜乱舞。マイベストヒーロー×ヒロインでした。

  • スーザンの作品だし、続編(のような物)だし、かなり期待してしまったみたい。
    楽しみにしていただけに、残念。。

  • 図書館の本

    内容紹介(BOOKデータベースより)
    裕福な家庭で育ったヒロインがきままな旅の途中で
    ミスター・パーフェクトと称される男性と出会ったとき――
    裕福な家庭に育ったメグ・コランダは、気ままなたびの途中で突然送金をストップされ、一文無しでテキサスの田舎町に
    たどりついた。おりしも親友が「ミスター・パーフェクト」と称される町長と結婚式を挙げようとしているところだった。
    ところが親友はなぜかメグと会った翌日、町を出ていってしまう。結婚の中止はメグのせいだと人々に敵意を向けられな
    がら、メグはキャディー等をして町でなんとか生活していく。だが、町の人々の気持ちもやわらいだころにはメグと町長は惹かれあうようになり……

    壮大なスピンオフ。まだトーリーのエミューが健在とわかったのは微笑んでしまった。
    しかし、完璧な人間がいると町全体で信じているというのが滑稽でもある。
    環境問題を絡め、メグの生き様がこきみいい。
    男のほうが保守的に描かれるのはやっぱり白人文化とおもったりする。
    ルーシーのスピンオフをぜひ待ちたいものです。

    原題:Call Me Irresistible by Susan Elizabeth Phillips

  • うーん、設定が苦しすぎる....。「幻想を求めて」をちょこっと書き換えた感じ。あの作品のヒロインの虐げられっぷりがよかったのでこの作品はちょっと残念。

  • 放浪歴あり自由人なヒロインと皆の自慢のスーパー町長ヒーロー。互いにセレブ両親を持つ身で窮屈そうな人生にみえた。ヒロインは自己批判が趣味なのかと思えるほど卑下してセレブ生活を飛び出し放浪中に家族から援助を絶たれた貧乏人。ヒーローは責任ある行動と天才的頭脳を持ちレールからはずれたことのない自慢の息子。二人の出会いかたからして最悪なのだが 欲望の波動があってしまったのか爆発しちゃってまぁ。意地悪されて危険な目にあってストーカーされても なぜかこの町を離れないヒロインの気骨あるM精神力に唖然とした。ヒーローが本当は純粋で打たれ弱いとこなんて本当に可愛いのだが まぁ本当に面白かった。ヒーローの元婚約者でヒロインの親友のお話も早く読みたいなぁ。
    しかし この作家の読後は疲労感がのこるのは いつものこと。

  • この作家はとっつきが悪い。ヒロインがまず、虐げられ、危機に陥り、苦労するからです。そこをサクサクこなしても、最後にもう一苦労あります。だからこそ、最後のハッピーエンドが意義深く感じられますけど。今回のヒーローはテッド・ビューダイン、いつか主人公になるだろうと、あちこちに顔を出してたあの人です。『麗しのファンシーレディ』のフランセスカもイジワル母になって登場したり、『きらめきの妖精』はヒロイン母、他にも『レディエマの微笑み』『ファーストレディ』等々、今までの主人公達が目白押しで登場、過去の作品のファンなら必見の作品です。私見ですが、この作家は評価は高く読後感も良いのですが、読み返したくならないんですよ。何ででしょう?おかげで、過去の作品の記憶をさらうのに苦労です。

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