天狗の花帰り (二見シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 165
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576120331

感想・レビュー・書評

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  • おまちかね「天狗の嫁取り」の続編。出産子育てがメインかと思ったら、披露宴と新婚旅行と天狗修行でした。まだまだ続編がありそうですね。シリーズ化して欲しいです。
    前作では意思の疎通に問題があり過ぎで、剛籟坊と両想いになるまで紆余曲折あった雪宥でしたが、嫁になってラブ度がぐんと上がっているのがいいところです。
    それに合わせてラブコメ具合もすばらしくパワーアップ!寡黙で気持ちを見せることが少なかった剛籟坊に、嫁に対するメロメロ感が大増量です。同じくあれだけ拒絶しまくりだった雪宥も、自分の気持ちを素直に見せて甘えていて幸せオーラが溢れかえっています。

    お笑い要素も増量していました。相変わらずの二人のズレっぷりが面白いし、天狗界の仲間達がいい味出していました。披露宴のセクハラ発言に爆笑。烏天狗の蒼赤が今回毒吐きまくりだったのも笑いました。雪宥、仲間達にも愛されていますね。ラブコメ仕立てと登場する人数が増えたこと等で、天狗の世界の幅がまた一段と広がった感じがします。

    母親のことが気になって、銀嶺坊にもらった結婚祝いの水鏡を覗き、その中に引き込まれて戻れなくなった雪宥。危ういところを剛籟坊によって助けられますが、そのことによって人間界の思いに一区切り付けられたり、銀嶺坊の想いが露見したり、剛籟坊の雪宥に対する深い愛情に感動させられたり、ドラマチックな展開になっていきます。剛籟坊の告白が素敵でした。

    次回は「ややこ」ですね。楽しみです。銀嶺坊もかわいそうなので何とか救済してあげられないかな…

  • 『天狗の嫁取り』の続編。
    そしてパイズリネタktkr!!高尾さんの乳首にかける情熱は素晴らしい。これだから高尾さんはやめられないのよ。
    あと、どうでもいいエピソードが地味に笑いのツボにヒットする。いやー、やっぱり好きですわー。

  • 男の子でも子供産める世界。
    んんん、人間と天狗の感性の大きなギャップに苦労している雪宥にエールを送りたいです。
    甘いお話ですが、なんかすっきりしない世界に感じました。

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著者プロフィール

高尾理一 Riichi Takao
コミカライズというご褒美のターンが回ってきた! 
歓喜や感動、いろんなものが溢れでてきて止まりません。続きが気になる方は小説にて読めますので、よろしくお願いします。

「2019年 『天狗の嫁取り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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