- Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576130538
作品紹介・あらすじ
婚約者の戦死から一年。公爵令嬢マロリーは、いまだに悲しみから立ち直れずにいた。そんな彼女を元気づけようと、一家の親しい友人である伯爵アダムを招き、ハウスパーティが開かれる。幼いころ彼に淡い恋心を抱いていたマロリーは、亡き婚約者への罪悪感に苦しみながらも、マダムから親身に励まされるうち、心を癒されていく。一方アダムも、以前からマロリーに惹かれていたが、彼女の幸せを想って過去に人知れず身を引いていた。そんなある夜、ひょんなことからふたりの関係は一変して?…。
感想・レビュー・書評
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複雑な気分だけど、
このシリーズを毎回呼んで思うのは、
私も心から愛し愛されて結婚し、
バイロン家のような温かな家庭を築くべく。
素敵で可憐なレディであろう!
ということ。
本の内容とは関係ないかもしれないが、そして、所詮小説の話しと思われるかもしれないが、
読めば読むほど出来ない事ではない!
という気持ちになる!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
バイロンズ四作目。
(2012/5/12 大幅修正)
元々このシリーズのヒーロー達は好きになれなかったのだが
それに輪をかけて、本作ヒーロー(アダム・グレシャム)が好きになれなかった。
どうも私は「愛する夫(婚約者・恋人)」をなくした女性の物語となると
ヒーロー側に相当要求したがる性格らしい。
(ちなみにこの手の設定で、メアリ・バログの作品は満足して読めた。)
アダムがヒロイン・マロリーを現実へ引っ張り出そうとする過程にも
うーん、だったし、
訳者後書きにあるような、己よりも相手の気持ちを尊重する人間には
感じられず、彼の強引さ加減にうんざりしてしまった。
あと、これは本作に限らないことなのだが
ウォレンの書き方の癖なのか、訳者の久野さんの癖なのか、
三人称の後で一人称がやたらと続くのが気になっていた。
これだとわたしわたしが続くので、やはりうんざりしてしまう。