- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576130583
作品紹介・あらすじ
明暦三年(一六五七)、江戸は大火で焼き尽くされた。将軍家光の正室となった姉を頼って十五歳で江戸に出た公家鷹司信平は、五十石の旗本となり、今は千四百石となっていたが、この大火で屋敷を消失、妻で紀州藩主の愛娘・松姫の安否も不明。焼跡で立ち尽くす江戸庶民救済と、闇に蠢く悪しき企みを断つべく、若き公家武者・松平信平は立ち上がった。書き下ろし長編時代小説。
感想・レビュー・書評
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できすぎた話のオンパレードだけど、
多分、シリーズの最高傑作。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
善衛門のキャラクターが可愛くてたまんない。
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松平信平シリーズ第六弾。
大火事で江戸の多くが焼失。信平は松姫を案じながらも復興に奔走。
松姫の父、頼宜もこっそり支援。いいキャラになってきましたね。 -
やっと一緒に暮らせると思ったのに……。ここで明暦の大火を絡めるとは。姫様、本当に大丈夫かしら。深川のみんなが出てこなくて寂しかったのですが、ここで一気に再登場。関谷道場の仲間は身分を超えて対等な友達関係で好きだ。妖し火から始まる江戸を見舞った災禍に信平は献身的に立ち向かいます。自分の家屋敷後回しにして頑張ったものね。最後はあるべき姿に努力は報われて、嫌味なやつは潰される。気分爽快な勧善懲悪でした。今度こそ松姫様をお迎えできたら良いですね。
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妖し火
狙われた四千両
材木騒動
記憶 -
今巻は今までの様に何処と無くまったりとしたのんびりムードは一旦置いといて、明暦の大火による混乱に始終ハラハラしました。勧善懲悪は今まで通りだったけど。いままで信平に厳しく当たっていた松平伊豆守が突然態度を軟化させたのは嬉しい事だけどなんでだろ?ところでこの大火をきっかけに、大奥女性の髪形が安土桃山時代の髪型からいわゆる日本髪になったのは知らなかった!オドロキ。
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第六弾
明暦の大火で屋敷を失い、松姫とも離れ離れ
江戸庶民救済に立ち向かい、更に悪だくみを暴く
単純ない内容で本当に読み易い -
ここのところ、どろどろとか、だるだるとかが続いていたので、
(いや、それはそれで好きなのだが)
信平のまっすぐさは一服の清涼剤のようで良かった。
松姫との結婚がこのまますんなりと行くとは思っていなかったが、
それにしても、
進捗するどころか、遠のいている感じでひどすぎるでしょう。
松姫の身の上に何かが起こったようだし。
心配。
深川の人たちが再度登場してきたのは良かった。 -
深川の面々が久々に登場。
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明暦の大火で江戸の町は焼き尽くされ、信平も屋敷を失った。信平は焼け出された江戸の人々の救済と悪しき企みの根絶に立ち上がる。いつの間にか仲間が増えているのも信平の人徳かな。