千年王国の箱入り王女 (ハニー文庫)

著者 :
  • 二見書房
3.80
  • (3)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576141046

作品紹介・あらすじ

神々の末裔を自称し栄華を誇ったシスレシアの王族。しかし侵略行為の報復により千年王国は崩壊。亡国の王女となったリンディの身柄は、蛮族と蔑まれるセルフェナルの皇太子アルナルドのものに。市井の臣、ありのままの自然、他民族の衣食住…触れるものすべてが篭の鳥だったリンディに己の無力と無限の可能性を知らしめる。そしてリンディはすべてを変えたアルナルドに身体まで許すことになるのだが…

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 千年王国と言われるシスレシアの王女様リンディ。突然王宮に攻め入ってきたセルフェナルの皇太子アルナルドのものになり、セルフェナルまで連れていかれますが、その間にアルナルドに教えられ、成長していく姿が好ましく思いました。

    エロシーンもさすがは王女様っていう感じで、アルナルド相手に下僕扱い。アルナルドの忍耐を試すようなことをたくさんしてます。P135のイラストのリンディの表情がなんともいえません。

    初めてのHもアルナルドを挑発し、私に触れるのを許してあげるっていう感じで、こういう王女様って珍しいなぁって思います。

    もちろん、アルナルドもがんばってましたけど、リンディの挑発には早々に落ちてました。悪態をつくアルナルドとか、リンディの期待に添えるようにがんばるとつぶやくアルナルドに、内心がんばれーとエールを送っちゃいました。

    後半、毒矢にやられたアルナルドのため、山賊に向かって行ったり、山羊や馬で疾走したリンディがまたかっこいいです。ほんとにアルナルドを愛しているって感じでしょうか。アオイ冬子さんのイラストも合ってると思います。

    久々にいいお話でした。

  • 世間知らず故の無知なヒロインの成長物語。
    気は強いけど嫌味でも跳ね返りでもなく
    身の丈に合った主張を述べるので好感が持てる。
    女騎士と姫の信頼し合ってる姿も素敵だった。
    ただヒーローはワイルドでガサツなイメージだったけど
    表紙やイラストでヒーローが線の細い感じで少し違和感があった。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

花川戸菖蒲 Ayame Hanakawado
ハッと気がついたら今日が平成最後です。平成ラストの仕事がハニー文庫。……記念? 記念になるのかな?

「2019年 『獣王と失われた王女の秘密愛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

花川戸菖蒲の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×