- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576150321
作品紹介・あらすじ
これから貴方の身体を厳重に検査させていただきます-。国を救うため、暴君で知られる皇帝の妃候補となることを決意したパラディン国王女のミリアン。途上、一行を出迎えたのは皇帝配下の元帥ヴァレリーだった。ところが元帥は拝謁前の検査と称してミリアンの懇願を黙殺し、越えてはならない一線を…。捧げるべき相手を違えられ、なお続く背徳的な検査。その元帥の瞳に意味深な色が宿るのは、なぜ?
感想・レビュー・書評
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王族や貴族が他国に入るときにはなんともアレな検査があるのか。と思うほど主人公のミリアンは元帥閣下のヴァレリーに身体の隅々まで検査され、目的である陛下へ会わせられないまま囲われてしまいます。
なぜ陛下に会わせてくれないのか、なぜ義務的な情事に熱い感情が伴ってくるのかミリアンは戸惑います。
このミリアン、姿形では想像できないくらい行動力もあり、意思表示もちゃんとできます。
それがヴァレリーたちから見たら子猫が毛を逆立てている感じなのかもしれませんが。
ただ、泣いている王女様では無いところが良かったです。
個人的にミリアンの騎士テオドールとの恋物語でも身分差がある王道で良かったなぁ。と思いました。テオドールいい男なんですもん。
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読み終わって最初に思ったのは、キャラクターがしっかりしてるってことです。ついでに言えば護衛騎士テオドールがめっちゃかっこよくてわたし好みです。
題名の元帥っていうと、軍人ですよね。ヴァレリーは表紙からして確かに肩幅は広いけど、ゴリゴリマッチョじゃなくて良かったなって 笑
主人公ミリアンが一目惚れするくらいだからそりゃもうすごいイケメンなんでしょうね。ほら、女の子を侍らせられそうな。
でも、幼いころに出会ったミリアンをずっと一途に想い続けてるって心までイケメンなんですよきっと。
元帥になるほど頭もいいんだから完璧ですよね。その頭脳をいかして今回の件を別の方法で解決して欲しかった気もしますが 笑
好きな子のために周りが見えなくなるタイプなんですかねw不器用な感じがします。
ミリアンほんとえっちですね…無理矢理なはずがあんだけ床上…だとそりゃヴァレリーもさらにメロメロになりますよほんと。
彼女度胸もあるし頭脳もあるし、いいお嫁さんになりそうですね。ヴァレリーが大切にしてくれていることに感づくくらいですし。
世界観がしっかりしてるので、ちょっと説明が難しくなっちゃうところもあるんですが、個性的なキャラクターをそれぞれ思い描きながら読むと楽です。
個人的な推しポイントはテオドールさんなのでぜひ注目して読んでみてください。