- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576160214
作品紹介・あらすじ
病に苦しむ弟を助けるため、奔走していたセラフィーナを助けてくれたのは貴族軍人のアストロードだった。薬代や治療費の代わりにはならないかもしれないが、セラフィーナは自らの処女を彼に差し出すことに。アストロードはセラフィーナが初めてと知ると、蕩けるように甘やかな愛撫で抱いてくれた。セラフィーナは改めてアストロードに魅力を覚えるが、実は彼は普通の貴族軍人ではなく王弟で…。
感想・レビュー・書評
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【ネタばれ感想注意】
病弱な弟と2人で暮らす貧しい花売り娘の17歳ヒロインと、堅物で屈強な27歳王弟軍人ヒーローとのすれ違いシンデレララブストーリーです。
年齢差10歳の体格差カップルなのですが、残念ながら作品内からはあまり体格差は感じられませんでした。
唯一、2度目の情交中に体格差を感じられる描写には萌える事が出来ました。
ヒロインの純粋さと清らかな微笑みに心を奪われていたヒーローでしたが、誤解からヒロインの処女を奪ってしまいます。
その後、ヒーローは後悔と責任を取る気持ちからヒロインを王宮内にある自分の屋敷の侍女として雇い、ヒロインの弟は子供好きな母親の屋敷に預ける事を提案します。
ヒーローの過保護ぶりが良かったです!
ガタイの良いヒーローが、おろおろとヒロインを心配する姿に萌えました。
一応、堅物軍人ヒーローという設定ですが、ヒロインに会う為だけに毎日花を買ったり、貰ったクッキーを1枚1枚大切に食べたりと内面はオトメンヒーローでした(笑)。
更にソーセージを食べるヒロインの姿に欲情するヒーローが残念過ぎて、もうお腹が痛い…(笑)!
帯に「ピュアラブ」とありますが、ピュアも過ぎるとギャグになる事が分かりました。
ラストではヒロインが実は侯爵令嬢だった事が分かり、王弟殿下のヒーローとの身分の問題はなくなりハッピーエンドで終わります。
気になったのは、237~239頁に掛けての時間帯が少しおかしいのではと思った事です。
結局、夜中なのか夕方なのか分からなかったのは自分だけでしょうか…。詳細をみるコメント0件をすべて表示