星屑コンフィズリー (二見シャレード文庫 あ 15-4)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 37
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576191720

作品紹介・あらすじ

深夜だけ営業するパティスリーを訪れた会社員の深央。店主の奏吾が作るパート・ド・フリュイは事故で失った深央の記憶を刺激して…

感想・レビュー・書評

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  • 運命の日、全てが変わってしまったのが切ないなぁ。両親とのことも辛い。誰だって身近な人に受け入れてもらえないのは辛い。奏吾がちゃんと言ってくれて嬉しかったな。でもやっぱり、あんなに分かりやすいアザがあるのにと思うと、親のエゴだと思えて受け入れられない。
    ずっと忘れられず、真夜中にお店を開いていた奏吾。色々なお店を巡って再会してまた恋に落ちて。記憶を取り戻すくだりが、奏吾の想いが胸にきます。
    お菓子についてのお話もおもしろかったです。

  • 「久しぶりに、ファンタジーでもなくオメガバースでもなくアラブでもなくトンチキでもない、ごくごく普通のラブストーリー」あとがきより。真夜中だけ開いているパティスリーのオーナーが、なぜ、真夜中だけ営業しているのか。主人公である深央が、5年前に事故に遭った後遺症で失ったものは何なのか。
    オチは読めるんだけど、深央と親との関係性が切ない。親には、理屈抜きで受け入れてほしい。なんて綺麗事かなぁ。自分が自分であること、存在を受け入れられることって、人間として大切な欲求だよね。後半の薔薇色クロカンブッシュでそれも再構築されつつあるのが本当に救い。
    あと、お菓子がいちいち美味しそう!マルメロのパート・ド・フリュイって、食べてみたい(*^^*)

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