- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576221465
感想・レビュー・書評
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ネットで恋愛、背後や推し、ちょっと入っていけない世界
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ネットで誰かに恋をしたり、言葉や妄想だけでドキドキしたりそんな夢みたいなことが現実になるって幸せな事のはずなのに、そうじゃないなって思い直した本だった。姿や顔が見えないって、正体が分からないって怖いなって。でもその一方でそういう人を愛することのできる純粋な心を持つのも幸せだったりするんだろうとも思えた物語だった。
視点がよく変わるので理解が難しいところも多かった。 -
こちらも一気読み。
前作「みんな蛍を殺したかった」よりも、更に、濃くて暗い病みな話しだった。
他人から愛される為の、黒歴史。
文字だけの、なりきりの、恋愛。
運命と絡まって知る、現実。
展開と繋がりに読み応えがあった。
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心の奥底に隠していた少女達の闇を暴き出す黒歴史ミステリ。
これは相当エグい。
主人公は容姿端麗な女子高生・絢城氷織。
名の知れた登山家だった最愛の父が遭難死した事で彼女の人生の歯車が狂い出す。
転入した高校での壮絶なイジメ、母の再婚相手からの性的虐待。
唯一の生き甲斐はアイドル・炭也の推し活だったが、コロナウイルス拡大によりライブは中止。
それを機にSNSで炭也の「なりきり」との交流が始まる。
もう危険な香りしかしないがネットの中に救いを求め彷徨う彼女達から目が離せない。
SNS全盛時代の今、リアルにありそうで恐ろしい。 -
登山家の父の遭難死、心を閉ざした氷織に降りかかる、いじめ、虐待。安らぎは推しアイドルのなりきりとのメッセージの交歓だけだったが―。(e-honより)
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最愛の父を亡くし、学校では虐められ、義父に性的被害を受けて心の拠りどころがないという描写をしっかり描いているので、アイドルの「なりきり」だと分かっているのに依存してしまう突拍子もない展開も納得してしまいます。結構リアルな危うさだと感じました。
ネット社会やSNSを題材にしたミステリ的趣向は今となっては手垢が付いているので予想の範囲内でしたが、人物相関図は意外なところで繋がりを見せてくれたので楽しめました。 -
ちょっとよく解らんかったなぁ…
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は?って内容。
このレベルで職業作家名乗れるの?