新装改訂版 中学受験を考えたときに読む本 教育のプロフェッショナルと考える 保護者のための「正しい知識とマインドセット」
- 二見書房 (2022年10月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576221656
作品紹介・あらすじ
中学受験のプロフェッショナル・ジャーナリストと考える理想の中学受験と小学生教育の「正しい知識と学習法」2018年に話題となった一冊が新装版で復活!
感想・レビュー・書評
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論理的で面白いです。要は、ファッション的な中学受験や無理な中学受験をするのではなく、よく子どもを監察した上で、更には子どもにはよく遊ばせて体験を積ませた上に学力をつけさせるということが大切だということです。非常に本質的で基本的なお話しがたくさん紹介されています。至極真っ当なお話しです。二項対立ではなく、ベターと考えられる道を親子で歩むことが大切ということだと思います。
私の教育や子育ての方針を言語化することは難しいのですが、溢れる情報に流されず子どもをよく見て、目をかけて導いていければと思います。でも私の子ども達は私なんかより、しっかり歩んでくれると信じています。矢萩さんは聡明でお話しを聞いててもスッキリするので面白いです。その上、今をトキメク、私の好きな教育者、ジャーナリストとの対談で面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●探求的な学び」「個性」「多様性」を求めて私立を志望するのに、その過程で中受という「詰め込み型」(前者と真反対の考え方)プロセスを経なきゃいけないねじれ構造がある。
●しかし一方で、そこに問題意識を持ち、個々人の創造性を測るような入試(対策出来ない入試)も出てきており、少しずつ中受も多様化しはじめているとのことに希望も感じた。
●何でもそうだが、「なぜ中受をするのか」「なぜその学校を志望するのか」という自分軸を持つことが重要。
●学校は生物という考え方
→先生たちに裁量があることによって授業内容を初め少しずつ変化していき、それが全体で見ると学校としても変化している。改革と言われてかわるのは、先生に裁量がなく、マニュアルに則るしかない、生物としての進化ではない。学校のアップデートとしてどうなのか
→人には良い部分も悪い部分もある、学校も同じ。
どの学校を選ぶかよりも、子どもが複数の居場所を社会の中に持てるかが大事。