新装改訂版 中学受験を考えたときに読む本 教育のプロフェッショナルと考える 保護者のための「正しい知識とマインドセット」

著者 :
制作 : 矢萩 邦彦 
  • 二見書房
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本棚登録 : 74
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576221656

作品紹介・あらすじ

中学受験のプロフェッショナル・ジャーナリストと考える理想の中学受験と小学生教育の「正しい知識と学習法」2018年に話題となった一冊が新装版で復活!

感想・レビュー・書評

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  • 論理的で面白いです。要は、ファッション的な中学受験や無理な中学受験をするのではなく、よく子どもを監察した上で、更には子どもにはよく遊ばせて体験を積ませた上に学力をつけさせるということが大切だということです。非常に本質的で基本的なお話しがたくさん紹介されています。至極真っ当なお話しです。二項対立ではなく、ベターと考えられる道を親子で歩むことが大切ということだと思います。
    私の教育や子育ての方針を言語化することは難しいのですが、溢れる情報に流されず子どもをよく見て、目をかけて導いていければと思います。でも私の子ども達は私なんかより、しっかり歩んでくれると信じています。矢萩さんは聡明でお話しを聞いててもスッキリするので面白いです。その上、今をトキメク、私の好きな教育者、ジャーナリストとの対談で面白かったです。

  • ●探求的な学び」「個性」「多様性」を求めて私立を志望するのに、その過程で中受という「詰め込み型」(前者と真反対の考え方)プロセスを経なきゃいけないねじれ構造がある。
    ●しかし一方で、そこに問題意識を持ち、個々人の創造性を測るような入試(対策出来ない入試)も出てきており、少しずつ中受も多様化しはじめているとのことに希望も感じた。
    ●何でもそうだが、「なぜ中受をするのか」「なぜその学校を志望するのか」という自分軸を持つことが重要。
    ●学校は生物という考え方
    →先生たちに裁量があることによって授業内容を初め少しずつ変化していき、それが全体で見ると学校としても変化している。改革と言われてかわるのは、先生に裁量がなく、マニュアルに則るしかない、生物としての進化ではない。学校のアップデートとしてどうなのか
    →人には良い部分も悪い部分もある、学校も同じ。
    どの学校を選ぶかよりも、子どもが複数の居場所を社会の中に持てるかが大事。

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著者プロフィール

「知窓学舎」塾長。多摩大学大学院客員教授。アルスコンビネーター。実践教育ジャーナリスト。株式会社スタディオアフタモード代表取締役CEO。大学時代、阪神淡路大震災の翌日に死者数で賭けをしている同級生を見てショックを受け、子どもたちに伝えるべきことがあると教育者の道を歩みはじめる。 大手予備校で中学受験の講師として10年以上勤め、1995年より教育・アート・ジャーナリズムの現場で「パラレルキャリア×プレイングマネージャー」としてのキャリアを積む。2014年から「受験指導×探究型学習」をコンセプトにした小中高生対象の統合型学習塾「知窓学舎」を運営。のべ20000人を超える直接指導経験がある。2020年の教育改革の折には「探究学習を具体的に進めるためのノウハウを知りたい」と学校からの相談が相次ぎ、入塾希望者が殺到。子どもたちに「偏差値にとらわれない」「学歴にとらわれない」世界の見方を伝えるため、自身の学歴も非公開としている。「現場で授業を担当し続けること」をモットーに実践教育ジャーナリスト・教育カウンセラーとしても活動を広げる。本書が初の単著になる。

「2022年 『子どもが「学びたくなる」育て方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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