- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784577022979
作品紹介・あらすじ
ヨセフはコートをもっていました。でもあなあき。そう、このえほんみたいにね。そこでヨセフは、コートをジャケットにしたてなおします。いつしかジャケットもふるくなって…、それから?ページをめくってゆくと、きりぬかれたかたちが、ヨセフのコートのうつりかわりをみごとにみせてくれます。かたちをかえ、だんだんとちいさくなるコートのゆくえは…?そして、ヨセフがさいごのさいごにつくるものはなんでしょう。ユール・デコット賞受賞。
感想・レビュー・書評
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穴あきページをめくっていくと、コートがジャケット、チョッキ、ネクタイ、マフラー、ハンカチ、ボタンと次ぎ次にリメイクされていく。水彩、グワッシュ、色鉛筆、インク、コラージュで描かれた絵がカラフルで素敵。
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ヨセフのコートはすりきれて継ぎはぎだらけ。
そこでヨセフはコートをジャケットに。
そのうちジャケットもすりきれて継ぎはぎだらけに。
そこでヨセフはジャケットをチョッキに。
てな具合で、コートがだんだん小さなものに変わっていきます。
最後はそこまで小さなものになるのかと驚きます。
町の人の洋服や、お祭りや結婚式の様子から寒い寒い異国を感じます。
仕掛けと相まって、なかなか面白いです。
みなさんの感想を見て、そうか、リサイクルという視点もあったのかと気づきました。
特定の何かを教えるための絵本、しつけ絵本というものに何だか抵抗感があるのですが、どんどん小さくなるコート、結果としてヨセフは物を大事にできた、くらいならまあいいでしょう。(どの立場から?!) -
こういう本が喜ばれるということは、やはり子どもたちにとって視覚に訴える本がいかに大事かということになるのかな。
昨年度の1年生から3年生のお話会(ひと月に7校。各クラス30名ほど)で、人気5位だった。
2000年コールデコット賞受賞作品。
水彩絵の具、グワッシュ、色鉛筆、インク、そしてコラージュを駆使した実に楽しい本。
テキストは、各ページの上の方に一行ずつ。
「ヨセフは コートを もってました」
「でも、あちこち すりきれて つぎを あてていました」
・・よく似た繰り返しでお話は進む。
それぞれ2ページおきに切り抜きが表れ、次のページでは何に変化しているかの愉しみつき。
絵があくまでも主役なので、ゆっくりゆっくりめくる。
お話そのものは、もったいない精神そのもの。
コートがどんどん作り替えられて、最後は・・
巻末に作者の画像が登場して、それがヨセフそのものなのも面白い。
これは、作者さんの体験を本にしたものなのだ。
ここまで見せて説明しても、約6分。
おすすめのサブ絵本なので、ぜひお手にとってお読みあそばせ。 -
2023-071年生
冬に読んでください。 -
ほんのちょっとだけど、「しかけ絵本」かな。コートがどんどん変身していくのが面白い。
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楽しいしかけ絵本。いろいろな画材で描かれていて、しかけがなくても見がいのある絵。
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2000年度コールデコット賞受賞作品
仕掛け絵本。
ヨセフのだいじなコートはあちこちすりきれてツギハギだらけ。ヨセフはコートをジャケットに作り替えた。ジャケットもツギハギだらけになるまで着て、チョッキに作り替えた・・と、大事に大事にリメイクする話。
文字は少なく、絵のインパクトが強い。
読み聞かせするなら導入の一冊やおまけの一冊として。
本は大きくて見やすい。
読み聞かせするなら、「私も娘の赤ちゃんの服をぬいぐるみのエプロンにリメイクしたよ」みたいに、実際に”リメイク”とは何かを見せてあげられると◎だと思う。 -
ヨセフはコートを持っていました。ながいあいだ大切に大切に着てきたコートでした。でも穴が開いていて、あちこちつぎはぎだらけ。さて、ヨセフはどうしたでしょう。
2023/1/13 2-3