コケシちゃん (ものがたりの庭)

著者 :
  • フレーベル館
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本棚登録 : 106
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577042601

作品紹介・あらすじ

四年一組にも、スイスから体験入学生が来る!金髪かな?言葉通じるかな?ウキウキのマコちゃんと、ドキドキのわたし。でも、やってきたその子は日本人そのもので、まるでコケシみたい。なんでもはっきりという"コケシちゃん"は、わたしとちがいすぎて…。

感想・レビュー・書評

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  • 「105度」に続いて読んでみました
    違う環境で育つと違うキャラクターに
    みなそれぞれ 違ってて当たり前
    認め合う世の中になるといいのに
    なんか逆行しているような
    どの子も成長していく過程がうれしかった
    イラストがかわいいです

    ≪ ちがうけど それぞれすてき 知り合えば ≫

  • 違う文化の子を受け入れる話、といえばいいかもしれないけれど、どうしてもコケシちゃんことスイスから体験入学で来た京ちゃんの話し方がすっと入ってこなくて読みづらかった。熟語をカタカナで書けばたどたどしさが伝わるってものでもないと思うから、そのあたり、もうちょっとちゃんと書いてほしかったな。
    このぐらいのテーマを読ませるなら、全部ふりがな付きにしなくてもいいとも思った。

  • スイスから、短期入学してきた京ちゃんは、見た目がコケシみたいで、なんでもズバズバいう女の子。ひっこみじあんのくるみ、強いガキ大将の出井くん、明るいマコちゃん。ちょっと リアル感がないかなーと毎日小学生見てる身としては思うが、児童書らしい内容。

  • ブックトーク用に選書。
    お互いの違いを認めあう難しさや、それぞれの家庭環境によって違うキャラクター設定が、
    小学校4年生にもわかりやすいかなって思った。
    「怪物デイモン」の紹介を上手くできれば、男の子にも読んで貰えるかなー。

  •  スイスから体験入学でやって来た女の子が、こけしに似てたので、コケシちゃん。
     文化の違いがあるから、基本性格が日本人とは違うし、典型的なジャイアンもいるから、これが現実の話だったら、こんなハッピーエンドじゃなかっただろうな、と。
     主人公…というか語り部の女の子の成長もよかった。

     あと、イラストがめっちゃかわいい!

  • 夏休みを利用してスイスから体験入学生がやってくる!金髪かな?言葉は通じるかな?わくわくしながら待ち受ける4年1組の子どもたちの前に現れたのはコケシにそっくりの女の子京ちゃん。イメージと違う外見、はっきり自分の意見を言う京ちゃんに、はじめは苦手意識を持つ内気なくるみですが、お互いのことを知っていくうちに徐々に心を開いていきます。そして京ちゃんを何かと攻撃するクラスのボス、出井くんの行動をきっかけにくるみの気持ちや行動に大きな変化が現れます。

  •  いろんなタイプのお友だちとの出会いの中で、苦手な子もいて戸惑うこともあるけれど、話してみたら違う一面も見えて、新しい世界が広がるし、仲良くなれる。私は人見知りするけれど、ちょっと勇気出してみようって思いました。
    (カウンター担当/のらぱんだ)

  • 4年1組にスイス・ルガーノ湖から体験入学生がくる
    田口京たぐちきょう

    沢くるみ
    杉田マコ

    出井くん


    学級委員 吉川さん

    コケシ くそコケシ
    赤目ウサギ
    カッパ

    給食
    掃除

    プール
    集団登下校

    図工、共同制作「仲間」

  • スイスからの体験入学生とクラスの子たちとの交流。わかりあえていくさまはさわやかだけど、ガキ大将がどうしても好きになれなかった。

  • スイスから短期留学してきたコケシちゃん
    環境や性格の違いでなかなか周囲になじめない
    人間関係の築きかたやヒントがちりばめられている
    コケシちゃんのお世話係のクルミにもコケシちゃんを
    通して変化があってよかった

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著者プロフィール

『水色の足ひれ』(第22回ニッサン童話と絵本のグランプリ童話大賞受賞・BL出版)で作家デビュー。主な著書に『スーパーキッズ 最低で最高のボクたち』(第28回うつのみやこども賞受賞)『ぼくのネコがロボットになった』『リジェクション 心臓と死体と時速200km』『雨の日が好きな人』(以上、講談社)、『セイギのミカタ』(フレーベル館)、『つくられた心』(ポプラ社)、『一〇五度』(第64回青少年読書感想文全国コンクール中学校部門課題図書)、『アドリブ』(第60回日本児童文学者協会賞受賞)、『世界とキレル』(以上、あすなろ書房)など。
イタリア在住。日本児童文学者協会会員。季節風同人。

「2023年 『おはなしサイエンス AI(人工知能) ロボットは泣くのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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