ねこのひけしや

著者 : 渡辺有一

• フレーベル館 (2016年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[nikofuuさんの感想 · 2023年3月26日]

Y
三歳八か月

K
六歳０か月

[かほちゃんのママさんの感想 · 2020年9月30日]

図書館で借りた渡辺有一さんのねこやシリーズ3冊目。
江戸の火消し屋がテーマになった絵本で、これまでのシリーズとは違い時代設定も古く口調も江戸っ子らしく威勢がいいです。「まとい」や「かじば」など普段耳にすることがない言葉がたくさん出てきます。「可愛い絵本借りてきて」と言う娘にはどうかな？と思っていましたが、意外にも大好きな絵本になりました。

火消しのぶちねこぐみのかしらに拾われて育ったぶちまるがその家族や仲間達と暮らし火消しとして成長するお話で、力強く迫力のある絵です。昔の火消しの様子が描かれていて、命懸けの仕事だったんだなぁと思いました。初めて知ったのは"まくらぎ"。ぶちねこぐみの火消し達が寝ている部屋に1本の長い丸太の木が置いてあり、その木の方へ頭を向けて寝ています。夜中に出動する時、そのまくらぎを叩いてみんなを起こす、というものらしいです。ぶちねこぐみの一人娘のおたまも華を添えています。

[arukudesuさんの感想 · 2016年9月11日]

江戸の火消しの様子を猫におきかえて描いた絵本。

[あきほなこうちゃん。さんの感想 · 2016年3月13日]

火消しの仕事、それぞれの役割、大切さについてわかりやすく楽しく書いてある絵本です。迫力も感じられる仕掛けもあって、印象に残る絵本です。

著者プロフィール

渡辺有一　旧満州生まれ。武蔵野美術短期大学卒業。、『はしれきたかぜ号』（童心社）で絵本にっぽん賞、『ねこざかな』（フレーベル館）でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。「ねこざかな」シリーズ（フレーベル館）、『おれはワニだぜ』（文研出版）など。

「2013年 『まよなかのたんじょうかい』 で使われていた紹介文から引用しています。」