おいで、アラスカ! (文学の森)

  • フレーベル館
3.91
  • (19)
  • (39)
  • (18)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 252
感想 : 43
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577048405

作品紹介・あらすじ

ーーいつ起こるかわからない。
いまこの一秒になにもなくても、次の一秒になにか起こるかもしれない。
じゃなかったら、そのまた次の一秒に。


アンナ・ウォルツ作『おいで、アラスカ!』(原題Alaska)は、12歳の少女パーケルと13歳の少年スフェンが主人公の物語です。ふたりが交互に、新学期の二週間のあいだに起こる出来事を語ります。そして、ふたりをつなぐものとして一匹のゴールデンレトリバー、アラスカが登場するのです。
パーケルは、子犬のときから飼っていたアラスカを手放さなくてならず、さらにそのあと家族に起こった事件を体験し、近い未来に対しての不安を抱えています。転校してきたスフェンにからかわれ、しかもアラスカの新しい飼い主だと知って、くやしくなります。
しかし、そのスフェンも1年前からてんかんの発作が起こるようになり、介助犬としてアラスカがやってきたものの、不安と絶望を感じているのです。
そんなスフェンの気持ちを知らないパーケルは、アラスカを取り戻そうと決心し、真夜中、スフェンの家にしのびこむのですが、そこから物語は二転、三転していきます……。

原作”ALASKA"は、2017年、オランダの児童文学賞・銀の石筆賞を受賞。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 去年いきなり始まったてんかんの発作のために新しい学校で中学1年生をもう一度やり直すスフェンは、初日授業中に発作を起こし、クラス全員に奇異な目で見られたことを気に病んでいた。5週間前に両親のやっている写真店が強盗に襲われ、目の前で父親が撃たれたのを目撃したパーケルは、初日の自己紹介のとき、スフェンにけしかけられて犬の声で歌ったことに恥辱を感じていた。スフェンに嫌悪を抱くパーケルだったが、さらにその日の放課後、スフェンを迎えに来た彼の母親が連れていた介助犬を見て衝撃を受ける。それは、彼女が4ヶ月前に弟のアレルギーのために泣く泣く手放した愛犬アラスカだったのだ。彼への怒りとアラスカへの思慕から彼女は彼の家に忍び込みアラスカを取り返そうと目論む。

    生きることに不安を感じているふたりが、その不安を乗り越える勇気を持つ過程を、SNSやメディアのトラブルも絡めて、交互に語る物語。





    *******ここからはネタバレ*******

    てんかん発作についてあまりよく知らなかったので、とても勉強になりました。
    発作そのものよりも、突然意識障害が起きることでの事故のほうが大変なんですね。これ、とてもよくわかります。
    これが1年で17回も救急車に乗るレベルだったら、本当、外出が不安になりますよね。
    それまではスタースポーツマンだっただけに、現実を受け入れるのは難しいと思います。

    パーケルが正体を隠してスフェンの部屋に忍び込んだ際の会話がいいですね。帰り際に「もう一度、ここにきてもいい?」「そのとき、あなたはいる?」なんて女の子に言われたら、自分目当てでないことがわかってても、なんかドキドキしてしまいます。


    スフェンの発作の動画の印象を、他のクラスメイトのおもしろ動画をたくさん拡散して薄めようという意図はわかりますが、みなさん協力的で良かったですね。
    でも、これで薄められる印象は、身内のものだけなので、やっぱりどんな場合でもインターネット投稿には慎重になってもらいたいものです。

    アラスカが発作を予期できる介助犬だったのがとてもとても幸いですが、もしそうでなかったらどうなっていたのでしょう?その場合でも彼が強く生きる選択をしてくれることを期待します。



    ふたりが交互に語る様式なのはいいのですが、読みながら今どっちだったけ?と思うことが多かったので、頁の上には題名ではなく話者の名前が入っているとわかりやすくてよかったと思います。



    この出来事は2週間のうちに起こっていますが、
    38頁に「アラスカとは四か月も会っていない」とあるのに、あとがきでは「八か月前に、大好きだったアラスカを手放した」とあります。これはきっと、何かの間違い?



    表現は平易ですが、病気についても理解が必要なので、高学年以上の読書をオススメします。

  • 小学校高学年の課題図書。
    正直、驚きました。小学生の課題図書にこんな題材の本が選ばれるとは。
    てんかんの発作を持つスフェンと、父が強盗に拳銃で腕を撃たれる瞬間を目撃したパーケルが主人公。
    さらに、パーケルの3人の弟は全員ADHD。
    小学生に、てんかんやADHDのことが理解できるだろうか?と思いつつも、課題図書にこの本が選ばれたことに感心もしてしまいました。
    この本を読むことで、こういう人たちがいることを初めて知った子どももいると思います。
    自分とは違う特徴を持った人がクラスにいるかもしれないこと、初めて見たその特徴に驚いたり興味本位で動画を撮ったりすることがいかに相手を傷付けているかということを知るきっかけになる本だと思います。
    間接体験をする、想像力を膨らませる、それが読書の良さ。
    こういう本を子どものうちからたくさん読んでもらいたい。

  • 小学校5.6年生の課題図書。
    字も大きく読みやすいが、ずいぶん深い話を読むのだと思った。
    男の子と女の子の視点が交互に書かれている。

    大好きだった子犬を弟がアレルギーがあるため手放すことに。
    中学生になった時、自分をいじめた子が新しい子犬の飼い主と知って夜中に盗み出そうとする。
    女の子は、元の飼い主、親が強盗に襲われるのを目撃。フェイスマスクをして犬のところへ
    男の子は、てんかんがあり、介助犬としての新しい飼い主

    二人はいがみあったりするが、夜中に会う間にお互いの気持ちも変わり
    最後は仲良しに。

    ハッピーエンドでいい。

  • てんかんの発作をもつ、「スフェン」と、過去に父母が強盗に襲われた事件を間近で見ていた体験をもつ、「パーケル」、二人の中学生の物語は、中盤までは、お互いの辛さを理解されない苦しみに苛まれ、やり場のない怒りの応酬が展開されるが、終盤のスフェンのある行動から、物語が一変して加速する。そして、その行動は、スフェンがヘンなやつでも、宇宙人でもないことを証明している。

    私の昔の職場で、てんかんをもった方がいたが、その発作の際に、周りの仕事仲間の皆が、落ち着いた対応をしていたのを覚えている。てんかんだけではないけれど、特別に思えるようなことって、自分がならないか、知らない限りは、特別だと思ってしまうような傾向がある気がする。自分がなったときに、こういうことなんだと気づく。そして、その時に、やっと特別なことではないと実感するはず。

    いろいろな本に書かれている、人にはいろいろな事情によって、想像できないような人生を送る人もいるけれど、ひとりの人間であることには、何の変わりもないし、そのままのその人を認めてあげることの大切さは、この作品でも提示されている。

    大人でもできない人もいるのだから、学校だと尚更、大変だと思う。しかし、この作品の素晴らしいところは、それができなかった人たちを巻きこんだアイデアで、世界を変えようとするところ。嫌なことも起こるけど、良いことも起こるかもしれない。そんな予感を感じさせる希望の物語に、励まされる方も多いと思うし、今年度の全国課題図書に指定されていたのも、子供たちが考えるきっかけになってくれればいいと思う。

    そして、忘れてはいけないのが、「アラスカ」の存在。スフェンとパーケルを繋ぐ、頼もしいゴールデンレトリバー。作者の犬好きもあって、目に浮かぶような愛くるしい描写が、また可愛かったり癒されたりして、印象的だったし、動物が人間に与えてくれるものがあることの素晴らしさを、感じさせてくれた。

  • 2021年読書感想文コンクール小学校高学年の部

    子どもはたくさんの不安を感じながら生きている(と思う)。
    未来へのこと、家族のこと、クラスのみんなからどう見られるか、不安は尽きない。
    その上、スフェンのように病気やパーケルのようにトラウマを抱えた子どもの不安はどれ程だろう。
    その中で子どもたちは、他者の痛みを知り、助けあい、折り合いをつけていく力を持ってる。子どもは逞しい。
    ゴールデンレトリバーのアラスカがふたりを繋ぐ。アラスカの愛と賢さに助けられていく。

    ラストが良かった。個性を尊重し合えたらいいね。日本はどうだろう。
    新しいクラスの自己紹介に「自分のおもしろいところを三つ書きなさい。二つは本当のこと、あとひとつは思いついたウソ」という先生が日本にいるだろうか。
    ラスト、パーケルが起こしたアクションを思いつく子がいるだろうか。
    海外の児童文学を読むおもしろさのひとつでもある。

  • Anna Woltz
    https://annawoltz.nl/

    おいで、アラスカ! フレーベル館文学の森 21 - フレーベル館
    https://www.froebel-kan.co.jp/book/detail/9784577048405/

  • 薬によるコントロールが難しく、いつ発作が起こるかわ
    からない不安と共に生きている「てんかん」患者のスフェン。てんかんという病気を受け入れられず、発作を起こしている状態を他の人に見られてヘンなやつだと思われるのを恐れている。「発作は、ちょっと死んでるようなものだ。でもある意味じゃ、死んだほうがましかもしれない。死んだら、発作のあと、脳震盪を起こしたよだれまみれの姿で、目を覚まさないですむから。」
    こんなことを考えるほど辛い状況のスフェンには、アラスカという名前の介助犬がいる。それもてんかん専門の。
    そのアラスカの前の飼い主であるパーケルもまた、不安に取りつかれていた。5週間前に両親の営む写真店に強盗が押し入り、父親が肩を拳銃で撃たれるのを目撃してしまったのだ。それ以来、父親は防犯カメラのライブ映像を見て過ごすだけの存在になってしまったし、犯人は逃走したままだ。

    パーケルがアラスカを取り戻すことを決意したのだが…

    パーケルの正体がばれて2人の関係は不信感によって壊れてしまう。そんな時、スフェンが学校で大発作を起こして、その様子を誰かが動画撮影し、あっという間に拡散されてしまう。

    決定的に壊れてしまった関係や絶望的な状況も、真摯な気持ちが、態度や行動によって伝われば修復することもできるんだ!瑞々しい子ども時代の感性だからかもしれないけれど。人間関係って素晴らしいなと思わせてくれました。

    周りに「してもらう」だけの状況っていうのは自尊心がやられますね。スフェンがパーケルの力になりたいと思えたことが良かった!

  • 突然、発作におそわれる。その間に何が起こったかわからない。もしかしたら、2度と意識を取り戻せないかもしれない。

    てんかんの症状が現れ、誰も自分の事を知らない学校に進学したスフェンは、両親の送り迎えも、自分だけエレベーターを使うことも、クラスメートの好奇心も心配も、介助犬も、何もかもに嫌気が差していた。以前のクールな僕はもういないんだ。

    ある事件の犯人を捜しているパーケルは、大好きだった飼い犬アラスカのことを考えている。弟がアレルギーで手放さなくてはならなかったのだ。だけど、思いがけない場所でアラスカを見かけ、取り戻す決心をする。

    ・男の子はてんかんという病気と生きていけると気付くまで。
    ・女の子は飼い犬の成長を喜ぶことができるようになり、家族とPTSD に向かい合っていく。
    ・SNS は人を傷付けることも、エールを送ることも出来る。
    ・てんかんのこと、介助犬のこと、犯罪が人に深い心の傷を負わせること。
    ・読後、幸せな気持ちになる。二人も学校の友人たちも、これからも壁があったらよじ登る方法を思いつくだろうな!
    ・犬とジングルベル!

  • ★2021年度 小学校・高学年課題図書

    スフェンはてんかんを持つ13歳の男の子。去年発作が始まると、17回も救急車に乗ることになり、進級もできなかった。かわいそうな子だと思われたくなくて、転校初日にとんでもないいたずらをしたいと思っている。
    パーケルは12歳の女の子。5週間前に不幸な事件に遭い、心に傷を負っている。自己紹介で「犬の声で『ジングルベル』を歌える」と言ったため、スフェンに囃されみんなの前で歌う羽目になり、それ以来みんなに笑いものにされている。とりわけスフェンからは「ワンワン・パーケル」とひどいあだ名を付けられ、嫌がらせされる。

    そんな2人が、アラスカという名前のスフェンの介助犬を通して、触れ合っていく。
    世界では今この瞬間も悪いやつが野放しになっていて、最悪なことがたくさん起こっていて、けれど、これから一生火星で暮らすことに比べれば、マシなのかもしれなくて…?


    スフェンとパーケルの主観が交互に現れて、少しずつ謎を解き明かしながら、物語を展開して行く。2人の境遇や生い立ちはかなり異なり、それによって性格や考え、主義・主張ももちろん違う。
    とりわけスフェンのてんかんはかなりひどく、発作を起こして救急車で運ばれたり、なるべく一人にならないように過ごさなければならなかったり、家では両親が常にスフェンの様子を気にしていて、その不自由さと不安感がスフェンに言いしれないフラストレーションを与え、スフェンの考えや性格に大きく影響している。
    てんかんは突然予兆もなく起こり、てんかんが起こっている際の記憶はなく、自分では制御することができない。てんかんを抱えている自分は、まるで一人だけ火星に迷い込んでしまった地球人のよう。自分だけが全く異質で、火星人から奇異な目で見られているように思う。
    一方のパーケルは、5週間前に起こった事件により、この世界に言いしれない不安感を抱えている。ずっとこの不条理な世界に傷つけられている状態。
    そんな時に、新しいクラスにいじわるな男の子が現れ、大好きだったアラスカが、そのいじわるな男の子・スフェンの介助犬として現れる。

    パーケルはスフェンに正体を隠したまま、2人は出会い、お互いの心情を吐露していく。
    私はここの部分の展開に圧倒的に魅力を感じた。
    特に、スフェンがパーケルをパーケルと知らないまま、てんかんの辛さを吐露する場面は、これがこれから物語が展開していくきっかけになるのだと思うとドキドキする。
    「正体を知らさないまま」というのは、どの時代でも共通して物語になりうる。

    展開としては、意外と早くパーケルの正体が知られてしまったなと思った。
    しかしお互いに認識しあってからの世界観のぶつかり合いも見応えがあった。
    犯罪者がこの世に蔓延ることを嘆くパーケル。実際に被害に遭っているのだから、彼女の嘆きは当然のことだ。でも、スフェンから見れば、自分自身が不安な自分に比べれば随分ましに思える。
    具体的な解決策をサクサクと提案するスフェンの考え方は男性的だなと思ったし(うちの旦那の悩み相談がそんな感じだから)、「まわりを見まわしてみろよ。だれだって不安なんだ。だったらなんできみの不安が、ほかの人より大きいっていえるわけ?」というスフェンの言葉には、妙に説得力があるように思えたし、『でんでんむしのかなしみ』だなぁと思った。どちらにしろ二人とも、自分の抱えている問題はひどく切実で、他人の抱えている問題は自然と軽んじている。そしてそれは、正しく「自分」と「他人」の世界の捉え方だなぁとも思う。

    私は、2人がスフェンの部屋で会っているときの感じが最高に好きで、だからこれ以降の物語に感情の高揚はそこほど感じなかったのだけれど、よくよく考えてみれば、正体がわかってからの物語のほうが、確実に大事なところだろう。
    スフェンのてんかんとパーケルが出遭った不幸な事件の2つを軸に、物語は展開していく。どちらの問題も解決するのは容易ではないが、2人が知恵と勇気を出し合い、解決への道を探っていくさまは見ていて心地よい。
    スフェンの動画に対してのパーケルの案については、実際にどんな感じなのかというのがあまり想像がつかないが、なんだかんだみんなが火星人で地球人なんだよ、というのは、よくよく考えてみると本当にそうなのかもしれないなとも思う。
    アラスカが持っていた奇跡については、じゃあ、アラスカが奇跡を持っていなかったらスフェンの問題は解決しなかったのかな?と考えると、奇跡の存在を待つしか、てんかんを抱える人に救いはないのだろうかと思ってしまう。

    SNSという存在が、物語の中でも見過ごせない存在になっている。
    昔、ポケベルがあったように、ガラケーがあったように、当たり前にスマホをスワイプする描写があったりすると、スマホが当たり前でない世の中になったら、この物語はどうなってしまうのかなと思う。この時代の物語として存在するのかな。
    インターネットが普及して、SNSが生まれ、情報の拡散力が段違いになった今、そして今後の未来、SNSありきの世界で、物語の有り様もまた違ってくるのかもしれない。

  • 雑誌「こどもとしょかん」の新刊紹介で知り、図書館で借りた。

    スフェン、13歳、男子。
    1年前からてんかんの発作が出るようになり、自分自身に不安を抱えている。
    パーケル、12歳、女子。
    数ヵ月前、両親の写真店に強盗が入ったが強盗は逃げ出し、身の回りに不安を抱えている。
    二人は中学校の1年B組で出会い、アラスカという一匹の犬で繋がっていた。

    最近の児童文学は、主要登場人物が人生ハードモード設定なのか?
    それぞれが抱えている問題をものともしない、それを普通に受け入れていく社会に、っていうことなのか?
    LGBTが騒がれて受け入れるタイセイが少しずつ整ってきているように、あらゆる「普通じゃないこと」を登場させる荒療治的な動きが児童文学にも起こっているのか。
    物語は、スフェンとパーケル、それぞれの独白で交互に進むので、共感しやすい作りになっています。
    てんかんは、名前はきいたことがあるけれど知らない病気の一つで、読んでいて始めて知りました。
    みんなの不安はそれぞれ違うところにあるけれど、一つ一つ解決しながら生き続けていくんだよね、と、この物語を読んだ瞬間には思います。
    (考えても仕方のないことは考えない大人になってきたのですが)
    思春期の男女がちょっとずれた場所で出会い、お互いに支え合っていくというストーリーはYA向きで、小学校高学年から中学1年生にいいと思います。
    本書は、2017年に、オランダの児童文学賞である銀の石筆(せきひつ)賞を受賞したそうです。

全43件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1981年、ロンドンに生まれ、オランダのデン・ハーグで育つ。15歳で学校生活のコラムをフォルクスクラント紙に連載し、注目を集めた。邦訳に『ぼくとテスの秘密の七日間』(第61回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)、『100時間の夜』(以上、フレーベル館)があり、オランダでは「この時代のもっともすぐれた児童書作家のひとり」と評されている。『Gips(ギプス)』(未邦訳)で2016年に金の石筆賞(オランダの児童文学賞)、本作も2017年、オランダ銀の石筆賞を受賞。また『ぼくとテスの秘密の七日間』の原作が映画化され、2020年春、日本でも公開される(邦題は『恐竜が教えてくれたこと』)。

「2020年 『おいで、アラスカ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アンナ・ウォルツの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×