- Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
- / ISBN・EAN: 9784579206551
作品紹介・あらすじ
毎日変わることなく過ぎていく日常の暮らしを、著者自身とても楽しいと思えるようになってから、料理も楽しくなって、たくさんのレシピが生まれてきました。その中から特に著者らしいもの、好評だったもの、納得のいくものを一冊にまとめてみたい。自分自身の保存版として身近においておく本が欲しい。料理の初心者にも、ベテランにも役に立つ本、リビングでもキッチンでも、通勤電車の中でも開きたくなる本、読んだ人が「料理や家事も楽しい」と元気になる本、書いてあるとおりだけでなく、新しい発想が生まれてくる本を…。そんな思いを込めて作りました。
感想・レビュー・書評
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料理をしなければならない家庭人なら、恐らく一冊くらいは持っているような気がする栗原はるみさんの本です。この方がクッキング界に席巻してから、うちでのご飯は少し頑張ればお洒落になるという理解が浸透し、ホームパーティーという概念が身近になったような気がします。
レシピは家庭の味を残しつつ、華やかなプレゼンテーションを施したものが多いです。家であれだけ出来ればお洒落です。ついに食卓も昭和から平成への移行を完遂したような感じで、出版当時はこの本を眺めていました。
味は全般的にやや甘め、と思って作るといいかもしれません。しかしそれが悪いというわけではないです。「甘い」味はいつの時代もおもてなしの基本としてあるので、調味料をレシピ通り合わせれば失敗しない味付けで出来上がります。これが素晴らしい点です。
他の本で詳しく紹介している万能だれの作り方が、小さくですが各ページに載せてあります(これは流石なたればかりです!)。そのたれを作った上で展開していく料理ばかりなので、たれ作りがまず肝心です。
私がつくって美味しかったのは、鶏のから揚げと麻婆豆腐。たれを作るとそれを使って料理をしたくなるので、たれがある間は食卓が「栗原さんち」になります。
一つの時代を築いた方のレシピですし、家でのおもてなしを予定されている方は、この本があるといいかもと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示