山のとしょかん (えほんのもり)

著者 :
  • 文研出版
3.70
  • (9)
  • (16)
  • (21)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 236
感想 : 26
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784580820883

作品紹介・あらすじ

おばあさんはふしぎな男の子にえほんをよんであげました。すると…。えほんをよんでもらいたくなる、心あたたまるおはなしです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • おばあさんは押し入れでたくさんの絵本を見つけ、パラパラとめくっているうちに懐かしくなって、いつのまにか夢中になって読んでいました。
    その日から、おばあさんは畑仕事の合間をみては、声を出して絵本を読んでみるのでした。すると、ある日の夜、おばあさんの家に男の子が絵本を読んでもらいに来るようになりました。
    ある日、おばあさんは男の子のことが気になり、後をつけていくと、びっくりぎょうてん、男の子は本当は子ダヌキだったのです。
    おばあさんの所に来た子ダヌキが、他の子ダヌキに絵本を読んであげているところが、とてもおかしかったです。

  • 子供に絵本を読んであげている親なら、吸い込まれそうになるストーリー。おばあさんの気持ちのこもった語りかけが山の仲間を連れてきたんだろうなと思う。

  • 田舎で一人で生活しているおばあさん
    ある日、畑から帰ってくると仕舞ってあった箱が少し開いています
    中には子ども達が小さい頃読んでいた絵本が入っています
    次の日畑で絵本を読んでいる誰かの気配が
    その夜、小さな男の子が絵本を読んで欲しいとやってきました。
    その日読んだ本を男の子に貸してあげ,次の日の夜にはその本と交換にほかの本を読んであげます
    男の子がどこから来ているのか気になったおばあさん
    男の子の後をそっとついて行くと・・・

    読み聞かせ時間は8分くらいです

  • 本を読んでもらった子どもは、小さい子どもにも読んであげる。良い循環。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00422154

    山里にひとりですむおばあさんは、ある夜、不思議な男の子になつかしい絵本を読んであげました。それから男の子は、毎夜やってくるようになり、不思議に思ったおばあさんは……。

    全国学校図書館協議会選定図書
    日本図書館協会選定図書
    (出版社HPより)

  • 素敵なお話

  • さみしいおばあさんに新しい楽しみができてよかった。いい話。タヌキは文字が読めないからあんな感じになったのかしら?

  • 文・肥田美代子氏、絵・小泉るみ子氏の「山のとしょかん」、2010.4発行です。どちらの方も初読みの方です。心がほのぼとしてくる「いい絵本」だと思います(^-^)

  • 絵本を読んでくれる人がいる、聴いてくれる人がいるのは嬉しいこと。畑での読み聞かせ、縁側での読み聞かせ、読んでもらったから今度は読んであげる。なんて素敵なんだろう。

    描いてある絵本の表紙が実在する絵本なのもいい。「いちごばたけのちいさなおばあさん」とか「わたしのワンピース」とか「おしいれのぼうけん」とか。ラフなタッチだけれどはっきりわかる。作者が好きな絵本なのだろうか。

  • たぬきさんたちが絵本を楽しむにしている様子がうかんで心温まります。

全26件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家。1941年、大阪府に生まれる。大阪薬科大学卒業。日本児童文学者協会会員。参議院議員、衆議院議員を歴任し、子どもの読書推進活動に尽力する。日本児童文学者協会会員。主な作品に、『ふしぎなおきゃく』(ひさかたチャイルド)、『子ども国会』『ゆずちゃん』『おーいタクヤくん』(ポプラ社)、『山のとしょかん』『森の本やさん』(文研出版)など多数ある。現在、文字・活字文化推進機構理事長、出版文化産業振興財団理事長。

「2021年 『ヘレーじいさんのうた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

肥田美代子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×