- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784580824553
作品紹介・あらすじ
小学四年生の風太は介助犬に興味をもち、介助犬となる予定の子犬を一定期間預かるパピーウォーカーになりたいと家族に言います。しかし風太は何でも途中でやめてしまう性格。迎えた子犬チェリーと日々を過ごしながら、風太も少しずつ成長していきます。
感想・レビュー・書評
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事故で手足が動かなくなった叔父さんを手助けする介助犬の様子を見た小学4年生の風太は、介助犬候補の子犬を預かるパピーウォーカーのボランティアをやってみたいと思い立つ。
ただ、風太は「なんでも途中で投げ出す」と家族から言われてしまっていて…。
介助犬になる子犬と主人公の風太との絆の物語であり、風太の成長物語でもある。
この物語を読んでみて、"床に落ちた薄いカードを拾う"、"リモコンをもってくる"、"携帯電話を探す"という介助犬が出来る色々なことを知って驚いた。
また、介助犬のことをなにげなく「便利だね」と言われて逆上した風太の叔父さんの様子から、単にペットではない介助犬との絆を想うユーザーの立場を考えさせられた。
介助犬のことを知ることができる良い一冊だった。
物語のなかで風太は、両親や妹までもから「なんでも途中で投げ出す」と批判されていたが、叔父さんの様子を見て介助犬に興味をもって自分で調べてみたり、パピーウォーカーをやってみたいと思い立ったりなど行動力がある性格に思われた。
色々なことに興味をもってチャレンジしてみるって大切なことだよなぁ。
性格は言いようかな。
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風太のおじさんは交通事故を起こし、車椅子での生活になった。おじさんのような人を助ける犬、
介助犬。店でも盲導犬をOKしている店舗は多いが、介助犬のことをOKしている店舗は非常に少ない。必要な人はたくさんいるが、介助犬の数はどんどん少なくなっている。風太はそのような介助犬を育てるパピーウォーカーになった。名前は
「チェリー」。
風太は、チェリーと共にたくさんの思い出を作った。だが、その反面チェリーとお別れしたくなくなっていった… -
図書館本。夏休み小学3、4年生向き推薦図書。介助犬のパピーウォーカーになった男の子とその家族のお話。
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埼玉夏休み推薦図書中学年の一冊です。