アンリ・ミショーひとのかたち

著者 : アンリ・ミショー

制作 : 東京国立近代美術館 

• 平凡社 (2007年7月1日発売)

作品紹介・あらすじ

孤高の詩人にして、異能の画家。20世紀フランスが生んだ偉大なる幻視者アンリ・ミショー。奔流となって流れ出すエネルギー、無垢なるイマージュ、そのなかからたちあらわれる怪物、亡霊、そして「ひとのかたち」。全59点の絵画・デッサンと、詩人本人の言葉によって織り上げられた、恐るべき詩画集。瀧口修造「アンリ・ミショー、詩人への私の近づき」特別収録。

感想・レビュー・書評

[kaamosさんの感想 · 2011年3月3日]

線が線としての「盲目的探求」。無の中から生み出される線や点の動きは、奇妙に歪みながらも人を形取ろうとしている。うねうねとねじり曲がった胴体を持つ人、それが「ひとのかたち」なのだろうか。皆、地獄の中でもがいているように見える。それが絵の中に投影した現実の自己ムーブマンなのかもしれない。自分を委譲したものが見えると彼は言う。

[takeshirataさんの感想 · 2010年2月11日]

絵画とテクスト
アンリ・ミショー、詩人への私の近づき［瀧口修造］
アンリ・ミショー　ひとのかたち［中林和雄］
Henri Michaux / Emerging Figures [Kazuo Nakabayashi]
アンリ・ミショーの生涯
作品リスト
主な日本語文献
（目次より）