- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582287998
感想・レビュー・書評
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くも漫の方が面白かったな…
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作者がかつての失踪の道筋を実際に辿ってみることで、過去の自分と向き合う様子を描いたマンガ。あまり他人事と思えない感じがした。
耐性には個人差があるし、過度のガマンは体に悪い。ある程度は他人や環境のせいにしていいと思う。なんでもかんでも自分のせいにしたら、人は生きていけない。ただ、なんでもかんでも他人や環境のせいにしていると人は変わることができない気もする。過去はどうあれ、今はここまで自分を曝け出してマンガにしている訳で、作者は変わることができたんだと思う。
作者の父はアルコール依存症ぽく見えるけど、どうなんだろう。父と母の関係も共依存ぽく見える。親のせいにしない作者の姿勢は立派だけど、やっぱり親の影響はあったんじゃないかな。
作者が最後に書いてる、他人に厳しいと自分にも厳しくなるというのはよくわかる。特に、若い時は正しさに囚われがちかもしれない。「人は意外とやさしい」という言葉は信じたいし、「人にやさしくなりたい」というのはそうだなあと思った。他者を見つめる視線は、同時に自分にも向いているのだろう。 -
何がそんなにつらかったのか、著者は何に駆られて失踪当時を振り返る旅に出たのか、そして失踪当時の何がわかったのか…
いろいろよくわからなかった。
こういうタッチは嫌いじゃない。
けど、Amazonなんかのレビューにある、「辛くて暗い内容だけど軽く描いてあるので読みやすい」的なものを良しとする風潮は、あまり好きじゃない。
辛くて暗いものを重苦しく描いたっていいじゃないか。
ただ、自分はここに出てくる人を一人、直接知っているので、、、
その描写にはほっこりした。 -
とても面白かったです。