三木成夫 いのちの波 (STANDARD BOOKS)

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 74
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582531749

作品紹介・あらすじ

吉本隆明はその著書との出会いを「ひとつの事件」と評した──。人間、動物、植物、はては天体にまで思いを巡らせ、生命科学を「思想」に跳躍させた不世出の解剖学者の精髄。

感想・レビュー・書評

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  • 初めて三木さんの書籍を拝読。こんな方がいたという奇跡。解剖学の世界を文学的に描き説明しており、その深遠なテーマと文章の力によってところどころ「くらっ」とする体験をした。それは紛れもなく上質な読書体験であり、これだから読書はやめられない。

  • 全く知らない人だった。でも、凄い人がいたのだと知った。
    生物・人体の世界を拓いた人。
    この人がいたから、私が知った世界が形成されたのだったか・・・。

    どんな学問も突き詰めていけば、そこに境界はなくなっていくのだと分かってくる。生物の世界と芸術の世界がこんなにも密接に繋がっていたなんて。


    そして、動物と植物の共通項と相違。進化の過程。
    とても興味深かった。

  • 解剖学や文学といった既存の分類を超えた独特の学問世界

    胎児を切ることに関する描写が特に印象的。

    別の本でこの天才的な著者を知ったが、
    巻末にブックガイドを掲載しているところからしてこの本は入門的な扱いか。
    ただ、いくつかは文体に凝った感じで読みづらい

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50258870

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著者プロフィール

1925年、香川県丸亀市生まれ。解剖学者。東京芸術大学教授。1987年死去。主な著書に『内臓とこころ』(河出文庫)、『胎児の世界』(中公新書)、『海・呼吸・古代形象』『生命形態学序説』(以上、うぶすな書院)など。

「2013年 『生命とリズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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