稲垣足穂の世界: タルホスコープ (コロナ・ブックス 132)

制作 : コロナ ブックス編集部 

• 平凡社 (2007年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[lacuoさんの感想 · 2024年2月14日]

稲垣足穂はホントにビミョーだ
オレは、好きになれない
キモい
だが、どーしよーもなく惹かれてしまう部分があることだけは事実
でもキライだ。


種村季弘がナニか書いてる

あがた森魚がうれしそうに書いてる

稲垣足穂にとって弥勒ってナンだったんだろ
弥勒の別名はアジタ
15
コギトの
弥勒の彫刻がカワイイ

18
高橋睦郎がうれしそうに少年について書いてる
少年愛好者だったプラトーンと
A感覚の愛好者だった稲垣足穂

高橋睦郎は、たしか、三島由紀夫の恋人だったのでは？

24
巖谷國士は、リュミエール映画とメリエス映画の比較について

32
竹宮惠子
Lunatic狂気についてフルムーンについて

52
やや！
この、安藤礼二って人は
『７・８元首相襲撃事件　何が終わり、何が始まったのか？』に文章書いてた評論家だ！
ああ、なるほど
あの文章と同じような視点で書かれてるぞ
そうか
稲垣足穂は
ミッションスクールで少年愛に溺れて
そして
「イエスにダンディの極致を見出した」
という･････
それは、知らなかったなあ
アッシジの聖フランチェスコ
聖人の原型
幼き聖イエズスの聖女テレジア

ああ、安藤礼二って、いつも、こーゆー視点から、文章を書いてる人なのね
中沢新一と関係があるらしい

69
数学者の森毅も書いてるね

72
松岡正剛
いかにもタルホが好きそうな人だな

旅行嫌いのタルホ
というのは、知らなかったなあ、そうだったのか

84
浅川マキ

86
白石かずこ
の前で、タルホは、宇宙船について話したらしい。
白石かずこは、肛門について書いてるな

90
タルホ、と、未来派、かー

120
稲垣志代
本願寺派の僧で児童福祉司で、アル中でルナティックで不良でヤバすぎる足穂を、京都に引き取った菩薩

122
澁澤龍彦
『夢の宇宙誌』
我が国の宇宙文学と魔道の唯一の先達である足穂に捧げられている
足穂もまた
『少年愛の美学』の、世界史を揺るがせた怪物的な美少年たちに関する重要な情報を澁澤龍彦から得ている

白洲次郎とも関係してたのか

ダリ
彼は一種の山師だが、しかし徹底したそれだ

時間、空間、量子力学、カトリック、エロティシズムなど、ダリのパラノイア的アプローチは、足穂みたい

123
ハイゼルベルク
ハイデッカー
ピカビア
マックス・プランク
フロイト
ベルグソン
マリネッティ　未来派
南方熊楠
ライト兄弟

[ouiさんの感想 · 2010年2月16日]

アル中はおそろしく、素晴らしいことを考える。

[FUCKINTOSH66さんの感想 · 2009年6月20日]

これまだ読んでない。
足穂の世界を勝手な42のキーワードで探訪。

[コリントン卿さんの感想 · 2009年6月18日]

タルホコスモスを堪能できます。