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- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582654073
感想・レビュー・書評
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先代の文楽師匠ってどんな人よ? となったときに、噺の数は少なかったけど完璧主義で、毎朝の浣腸と毎晩の寝化粧を欠かさず、奥さんはいっぱいいて、脇にも何人か女の人がいて、よくお座敷に呼ばれて、飯は軽くて……と、大氷山の角々を触って観ている感じ。このあたりが小満ん師匠の謙虚さで、「知る限りの断片」なのかもしれない。あくまでも推測ですが。
どうしてもこの手の評伝は家元談志と比べてしまう。家元談志とその一門が「これはこんなんだった」と断じてしまうのとは一線を画す。
これだけエピソードがあっても、まだ「名人・桂文楽」の全体像は見えてこないのです。見えてこない気にさせるところが、藝なのかもしれない。
いづれ「あばらかべっそん」も読まねば。
一つ一つのエピソードの面白さに関しては、いやはやどうも、べけんやで。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読完2011.09図書館
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