大いなる小屋: 江戸歌舞伎の祝祭空間 (平凡社ライブラリー は 2-1)

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582760422

作品紹介・あらすじ

橋を渡って芝居へ行く。櫓や看版、鼠木戸、桟敷、船、幕…。また役者の名や紋-この世界を構成するさまざまなもの・ことの意味を解き、失われた近世の芝居小屋=祝祭空間を再現する、の精神史。

感想・レビュー・書評

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  • これ、面白い。歌舞伎について詳しくなくてもわかる!

  • この一冊には、私が思う歌舞伎のすべてがあります。
    演劇的体験を、かかっている舞台表現だけで云々することをあまり信じていない私にとって、「劇的なるもの」とは常にその場の力学だったりします。
    かかっている場所、小屋、客たちのテンション、そして役者含めたつくり手のテンション…。
    江戸という時代、歌舞伎がどんな体験だったのかを想像することは、即ち歌舞伎をしること!
    歌舞伎入門書としても、絶対のオススメ。

  • ステレオタイプ的な江戸の歌舞伎を一蹴した一冊。修論ではお世話になりました。

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著者プロフィール

1932年生。愛知県出身。名古屋大学文学部卒業。現在、国立劇場芸能調査室専門員。著書:『歌舞伎成立の研究』(風間書房)、『歌舞伎の構造』(中央公論社)、『変化論─歌舞伎の精神史』(平凡社)、『歌舞伎の原像』(飛鳥書房)、『市川団十郎』(平凡社)ほか。

「2011年 『江戸歌舞伎論  〈オンデマンド版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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