細野晴臣インタビュー THE ENDLESS TALKING (平凡社ライブラリー)

著者 :
制作 : 北中 正和 
  • 平凡社
3.94
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本棚登録 : 197
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582765502

作品紹介・あらすじ

はっぴいえんどの時代から、ベーシストとして、ソングライターとして一貫して日本のロックの最先端に立ち続けてきた細野晴臣。ソロ活動、ティン・パン・アレー、YMO、HIS…めまぐるしく変貌する多彩な細野サウンドの「謎」を徹底インタビューで解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 1992年に出版された細野晴臣へのインタビュー集であり、幼少の頃からはっぴいえんど等における日本語ロックの創出から、トロピカル3部作に代表されるソロ作品、YMOの結成、そして再びソロ活動へ、という一連の活動が語られている。

    私にとって細野晴臣というミュージシャンを始めて強く認識したのはSketch Showでのエレクトロニカ(最終的にはYMOの再活動に繋がる)と、HARRY HOSONO&WORLD SHYNESS名義でカントリー&ウェスタンを再解釈した「FLYING SAUCER 1947」であり、既にミュージシャンとしての”個”を強く感じていたものだった。一方、細野晴臣の音楽遍歴を辿ると、音楽プロデューサーとしても超一流であったということに気付く。それは本書に収められた本人の言葉を知ることで、ますます実感を新たにするものである。

    そういう点では長らく廃刊状態になっている名著「レコード・プロデューサーはスーパーマンを目指す」について、早く復刊してほしい。

  • ドラッグのことまで赤裸々に語っている。細野晴臣のインタビューでは決定版!? 

    「おっちゃんのリズム」という一拍子のリズムは近田晴夫もアプローチは違えど似たような意味のことを語っていたな(一拍の長さをどうするかが鍵だと)。



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    【要約】


    【ノート】

  • 繊細な人。

  • この人については、知れば知るほど訳がわからなくなる。とりあえず、この人と比べると私はそれよりもずっとマトモでフツウだ。それぐらいぶっ飛んだ人みたい。細野さんは。
    これまで幾つもの山と谷を歩いてきた人だから、筋の通った自分をしっかりと持っている。自然や仏教や宇宙をも味方に付けた、どっしりした考え方をしているな、というのが私の中での総括。
    最後の方は読んでいてもう何がなんだか分からなかったけれど、この人の音楽以外の部分を垣間見できたことだけでも大きな収穫だった。もうこれ以上深入りできないと思う。あとがきにもあったけれど、謎が謎を呼ぶんだもの、きりがない。
    「分福茶釜」を読み終えたあとに持った感想とは全くちがう。あちらだけだと、「細野さんは経験豊富な、素敵なお爺ちゃん」で終わっていたもの。併せて読んでよかった。

  • 色々な読み方ができる。さまざまな情報が濃密に詰まってて読んでてすごく楽しい。読み終わったあとはひとつかしこくなった気がした。笑

    細野さんの深い教養に基づいた表現豊かな語り口でどんどん読み進める。幼少期から現在まで、東京の様子や音楽の変遷についてなど。読んでいて、瞑想や宗教といったスピリチュアルな事柄に対する意識が変わった。

    細野さんは台風の匂いでそれがどこから来たものか分かるらしい。あ、これは東南アジアからきたやつだ、とか。笑

  • 子供の頃の街の様子、はっぴいえんど、海外の音楽、ソロ、YMOなど、
    細野さんの歴史がよくわかるインタビュー本です。

    アルバムのテーマ、つくりかたなども語られていて非常に有意義な内容だと思います。

    ものすごくたくさんの道を通ってきたのだなぁと。
    ほんと、天才。
    凡人とは真逆デス!!

  • 聴いてきた音楽と自作について。冒頭に東京の今昔。長屋ぎっしりの白金台、変わらないのはカラスの多さ。池袋西武は鰻の寝床、と。

  • 細野さんの一番好きな音楽はランチ・タイム・ミュージックらしい。

  • 2007/4/17読了

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著者プロフィール

1947年、東京生まれ。音楽家。69年にエイプリル・フールでデビュー後、はっぴいえんど、ソロ、ティン・パン・アレー、YMOで活動。ワールド・ミュージックやアンビエント・ミュージックを探求する一方、歌謡曲のプロデュースも。

「2017年 『HOSONO百景 いつか夢に見た音の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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