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- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582765878
作品紹介・あらすじ
『古寺巡礼』や『風土』などで広く読書人にも愛され、近・現代の日本思想史に輝きつづける巨星、和辻哲郎。本書は、大学生の時代から公私にわたりその恩顧を受けた著者による渾身のライフワーク。第一部では和辻の実人生上の諸事件から「人間性」が、第二部では和辻倫理学の核である「人間論」が解明される。実存と思想の両面から照射された、必読の和辻論。
感想・レビュー・書評
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和辻哲郎のことが分かる本、です。
前半は和辻の人物像が、後半は和辻の哲学が解き明かされています。
前半の、人物像については面白く読めました。
特に阿部次郎との関係について書いてある章は、それだけでひとつのドラマのようです。
ただ後半の、和辻哲学に関する解説はいただけません。
とにかく引用、引用、引用で埋め尽くされており、これなら和辻の本に直接当たったほうがよさそうです。
あとは、一番最後の、熊野純彦の解説が読みやすかったですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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