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- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582766196
感想・レビュー・書評
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「省中」(春雪)王安石
歴史に名を残した名宰相が39歳当時に不遇でつづった忸怩たる思い。しかし不満は高い志の裏返しでもある。
「酒を勧む」ウギョウ
もちろん井伏鱒二の名訳でおなじみ。
「春暁」孟浩然
これも有名。官界失業者の居直りという解釈もあるとか。
「ワイの中にて晩にトク頭に泊る」(春陰)蘇舜欽
情景描写や良し。春の湿った匂いや旅情が伝わるよう。
「山中にて幽人と対酌す」(一杯一杯また一杯)李白
陶淵明の詩を下敷きにしつつ末句でグッとひっくり返す。明朝意あらば琴を抱いて来たれ。痺れますな。
「春望」杜甫
教科書にも載っていた。解釈の分かれる部分があるとは習っただろうか?国家とこの一身と、スケールの大小が自在である。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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