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- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582801323
感想・レビュー・書評
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当時の朝鮮半島の市民の暮らしや、国の実情を知りたくて手に取った。
鎖国しており、囚われた欧州人の心情はいかに。
国としては、清国、タタール、日本に朝貢しているようなことが書かれている。真偽はさておき、大国に攻め込まれないように、おべっかを使い、事大主義的な雰囲気を感じることもできる。
市民はおおむねいい人のようだし、踵叩きの刑とか、抑圧されながら暮らしている様も感じられ、興味深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
台湾から日本に向かっていたオランダ船が、酷い台風にあって朝鮮の済州島で座礁してしまった。乗り組みの船員達の運命が書かれた物語である。船員の中の書記の役目のヘンドリック・ハメルが朝鮮に13年間も幽閉された記録を著した。当時の朝鮮は孝宗の時代である。流れ着いた外国人は帰国させない定めになっていたようだ。
「彼らの言語、文字および計算方法について」という章があり、文字には三種類あり、漢文とそれの草書体とハングル文字(諺文)をあげている。ハングル字はもっとも劣る方法で、女性や一般の人が使うと書かれている。学びやすく、聞いたことのない名称でも容易に書き表せられるとある。17世紀にはハングル文字が一般の人に使われていた証拠だ。 -
1668/1692
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