- Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582801859
感想・レビュー・書評
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日本民俗学黎明期にロシアより来日した、ニコライ・ネフスキーの著作を集めた一冊。アイヌのユカラ、琉球のアヤゴ、またオシラ神を巡る書翰のやりとりなど、内容は多岐に渡る。
ユカラ、アヤゴに付いては発音記号での採録と訳とが併記されているもの、また発音記号で採録し注釈で内容について述べているものがある。
オシラ神を巡る書翰の中には候文などもあり、二伸「外人の候文は御分りに候や。」などあるところから人柄がしのばれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【展示用コメント】
翻訳者の名前はありません。翻訳じゃないので。
【北海道大学蔵書目録へのリンク先】
https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&place=&bibid=2000169812&key=B154528616100354&start=1&srmode=0&srmode=0# -
東洋文庫のもの
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とにかく書かれていた日本語が上手。
沖縄のなまりも一度で聞き分け口まねができたとあるので、
言語的な天才だったのだろう。
手紙には、ネフスキーの知的好奇心や普段の生活、家族への愛が
にじみ出ていて、とても良かった。
若い頃に、日本に留学していた学生3人で、
「日本を分割」した話は、胸が熱くなった。
そして、目頭も。
日本のスパイと疑われて亡くなられたのが、
本当に残念だ。 -
2012/1/13 関連図書