- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582831962
作品紹介・あらすじ
おじいさんのやさしい導きによって、「人間をふくめて自然とは何か」に目覚めていく少年の成長を伝える絵本。2000年クリストファー賞受賞。
感想・レビュー・書評
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おじいちゃんから色々教えてもらったね。亡くなってからも沢山のことを思い出します。少年は立派な青年に育ちました。ところで、お父さんは、登場しませんでしたが~
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自然、生きる事全て祈りにあるのね…
2000年クリストファー賞 -
お祈り、世界を変えるのではなく自分を変える、自分が変われば世界が変わる
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絵がとてもきれい。おじいちゃんのことが思い出される素敵なお話。
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自分の中にたくさんの自然を感じた。
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図書館の展示コーナーでこの本を発見した瞬間に、その表紙絵の細密性に一目惚れし、そのまま読んでしまった。
絵は単に写実性に富んでいるに留まらず、よく見ると木々の陰でツグミやリスが潜んでいたり、蛙が羽虫を狙っていたりと、様々なギミックが隠されている。
特に言葉による描写がないにも関わらす、夕暮れ時におじいちゃんがさりげなく孫に自分のコートを羽織らせる絵が描かれていたことに、この本に対する絵師の強い愛着が伝わった。
本書の主題である「祈り」とは何か?
おじいちゃんは「生きるものたちそれぞれが、地球上にあるすべての生命が美しくあるようにと、自分たちの命をささげている」を祈りと定義し、巻末エッセイを書いたニコル氏は、これを「生きている、そこにあるということが、お祈りなんだよ」と解釈した。
どちらにしろ、この「祈り」の感覚を文面のみから感受することは難しいと思われる。
文面をトリガーとして読者の経験と感性から、作者の意図する「祈り」の概念を読者に喚起させる仕掛であろうと想像する。
しかし僕にはまだ作者の「祈り」の概念が上手く理解できない。
僕の経験が概念喚起に不足なのかもしれないし、もう少し考えれば今の自分でも理解しうるかもしれない。
とりあえず主人公のように気長に考えてみよう。 -
優しい感じの絵が好きです。おじいちゃんとぼくのように、子どもと共にゆったりと過ごし、心の話をすることができたら素敵だなって思いました。
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人間を含めて自然とは何か、をおじいさんの導きによって少年が学ぶ話。
森美術館で開催していた『ネイチャー・センス』展のブックラウンジで出会いました。
繊細なタッチの水彩画も素晴らしいです。 -
原作はアメリカ・ミネソタ州在住の作家、ダグラス・ウッドさん、絵はアイルランド・ダブリン在住のイラストレーター、P.J.リンチさんによる水彩画で、原題は“Grandad's Prayers of the Earth”、翻訳はネイチャーライターの加藤則芳さん、訳者の友人で作家のC.W.ニコルさんがエッセイを添えています。繊細なタッチの絵本です。孫ができるまで元気でいたいな〜