自分という木の育て方: 奈良「くるみの木」店主の仕事と暮らしとこれからの話

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582838152

作品紹介・あらすじ

奈良の超人気カフェ・雑貨の店「くるみの木」オーナーによる待望の人生論。仕事、暮らし、人付き合い、人生で大事にしていること、これからやりたいこと。中村好文氏設計の新居も公開。
○目次○
はじめに
1:地面と出会い、種をまく 場所・人との出会い
2:木を育てる 想い、ひらめき、アイデア 
3:環境を整える、水をやる 人づきあい、仕事 
4:余分な枝葉を落とす、木陰を作る いらないもの、持てないもの 
5:新しい地面と出会い、新しい種を蒔く 新居、人生の晩秋にしたいこと

(編集者より)
奈良市の郊外、決してアクセスがいいとはいえない土地に、連日行列ができるカフェと雑貨の店があります。その名は「くるみの木」。2019年に創業35年を迎えるこのお店は、全国に熱烈なファンを持つ超人気店です。このお店のオーナーである石村由起子さんは、主婦であった30歳の頃にこの土地と出会い、
「居心地のよいカフェをつくりたい」という一心で、未経験ながらお店をオープン。今や全国有数の人気カフェに育っています。
石村さんと話していると、人生の金言ともいうべき言葉が次から次へとあふれてくることに驚きます。仕事、暮らし、人づきあい、家族、ライフワークバランス……さまざまな観点から語られるその言葉を書きとめたのがこの本です。石村さんの前向きで力強い生き方は、壁にぶつかっている人、夢に向かって試行錯誤している人はもちろん、どんな人にも必ず役立つヒントにあふれています。

感想・レビュー・書評

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  • 石村由紀子『自分という木の育て方』 - よりよい日々を(2020-05-12)
    https://www.yoriyoihibiwo.com/entry/kuruminoki

    「自分という木を育てる」という感覚が好き|種ごと(2021年5月21日)
    https://tane88.com/how-to-grow-a-tree-called-yourself/

    空間コーディネーター 石村由起子さん | よみもの | MAGAZINE | Sghr(2018年9月)
    https://www.sugahara.com/magazine/reading/anohito/2018anohito04/

    暮らしに宿る美しさを愛してーー 奈良のカフェ雑貨店「くるみの木」と 石村由起子の40年 - T JAPAN:The New York Times Style Magazine 公式サイト(APRIL 21, 2023)
    https://www.tjapan.jp/food/17614303

    くるみの木
    https://www.kuruminoki.co.jp/

    自分という木の育て方 - 平凡社
    https://www.heibonsha.co.jp/book/b472200.html
    ーーーーーーーー
    sonica00さんの本棚から

  • 目が楽しいと心が楽しい
    しんどい、辛いときは「神さま」のおかげとする
    「ごめんなさい」は一度だけ。それ以上引きずるのは未来に対してもったいない
    これらの言葉が特に心に残った。

  • 住まいから二駅隣の宿場町の江戸時代の旅籠だったゲストハウスの本棚で手に取り読了。
    プチトリップの楽しみと、この本の中の、好きを大事に、やりたいことをやる、行きたい場所へ行く、がリンクしていて「そうよ、それでいいのよ」と言われたようで嬉しくなった。
    自分という木を、適度に剪定しつつ、日当たりや水も気にしながら、育てていきたい。
    これからできることが、あるから。
    読めてよかった。

  • とても優しくて温かい本だった。すてき。またページをめくり返すと思う。

  • 自然な雰囲気で見通しをしている。
    全てではないけど、なるほどと思える考え方も。
    だからといって、目新しいことは書かれてない。
    その人の日常を感じるのにはいい1冊

  • シンプルライフの素晴らしさを夫婦二人で実現している著者はとても幸せそうに感じた。
    人との縁、出会いを大切にして人生を充実させていく生きかたはこれからの人生の参考にしたい。
    60代を迎えてから構えた新居は16坪の平家。
    これまでの人生を過ごしてきて本当に大切な物に気付けたから出会えた住まいだと思った。ゲストルームを大切にしてその他は限りなくミニマムな家は素晴らしい。家の写真も素敵でした。

  • 色んなモノやコトを大切に一生懸命生きてきた方なんだなと思った。頑張りすぎて倒れないだろうかとやや心配になったが、側でずっと支えてくれる旦那さんがいるからバランスが取れてるんだろうと思った。30代前半の私は、石村さんの今の境地に至るまでまだまだ時間がかかりそうだけど、自分が同じ年齢になった時、同じような感じ方ができる生き方をしたいと思った。


  • 本の中に、わたしがいました。
    石村さんと同格とか思ってるわけじゃなくって、営業日の1日1日が愛おしくて、不思議と思わぬ方向に動いていくこと。

    そして心あるお客様に、どれだけ助けていただいたか。
    “木のエピソード”には、自分の経験のと重なるものがあり、こみ上げてくるものがありました。

    日本のカフェを代表する「くるみの木(奈良県)」の創業者、石村由起子さんとお店のヒストリー。

    「限られた時間で
    優先するべきことは?
    わたしはまず、ひとに会いに行く。
    -本文より」
    大いに同意しますし、
    自分を省みて、律する気持ちも芽生えました。

  • 自分を木に見立てて、自分と自分の店・人生の成長を描いている。男性の書くビジネス本では、(私は)みたことがない、女性的な表現だと思う。素敵。素敵な生き方、憧れる。本の最後の方は、著書の晩年から住む家について。家の改修を、親交のある中村好文さんにお願いしたとあり、私の好きな建築家だと驚き!感性の合う人の本を引き寄せがち。元は薬草園だった土地というのも私に響いた。平家、バリアフリーって結構好きかも。小さい頃は、高いところが好きで二階建ての家に憧れた。けど、好きな祖父母が住む家は平家だったなぁ。「どんな家に住むかは、生き方を左右します。」"生活"が好きなら、なおさらそう。

  • 読みやすい!
    読んでいて、元気が出る1冊。
    この本を読んで、好きなものことリストをつい作ってしまった。
    自分の家をもっと好きになりたいと思う。

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著者プロフィール

生活文化コーディネーター。奈良市内でカフェや雑貨店、ギャラリー、レストランなどを営む。お店をオープンして37年。近年は、地域活性化に関わるなど仕事の幅を広げ、奈良の観光案内所やアンテナショップのプロデュースや・運営も行っている。エッセイ、レシピ本など著書も多数。

「2021年 『暮らしにいかす にっぽんの布』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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