アドルノ批判のプリズム (平凡社選書 219)

制作 : 徳永 恂 
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582842197

作品紹介・あらすじ

アドルノ生誕100年に当たる今年、皮肉にも「文明」が「野蛮」と名指すものの殲滅を目指し、啓蒙(文明)の野蛮への転落を説いたアドルノの「啓蒙の弁証法」の正しさが証明されようとしている。かつてアドルノが直面した歴史がそう呼ばれたように、現在の人間理性にとっての「危機の時代」は、アドルノの過酷なまでの「近代」批判をくぐりぬけることによってしか、新たな地平を切り拓くことができないのではないだろうか。本書では、こうした問題意識を共有する、哲学、文学、音楽の領域にわたる8人の研究者が、アドルノが遺した峻険な思想の稜線に挑戦する。

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