自伝でわかる現代アート (平凡社新書)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582856507

作品紹介・あらすじ

二十世紀、抽象絵画やコンセプチュアルアートが美術界を席巻する時代に現れた新しい芸術の寵児たち-。建築、写真、デザイン、ポップアート、インスタレーションなどの分野で芸術の概念を一新した八人の生涯を読む。

感想・レビュー・書評

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  • フランク・ロイド・ライトからボルタンスキーまで8人の現代アートの作家の自伝によりその創作の秘密を探っている。作家の自伝により、現代アート理解の糸口にするというのは、なかなか良いアイデアである。欧米の現代アートの世界では、自分の作品について論理的に説明できることが成功の条件とのことなので、自分について語る自伝の質は保証されているといえる。草間弥生の章は、自伝を今年になって読んでいるので、特に興味を持って読んだ。国際的な活躍を認めつつ、自伝の記述と実際の行動のギャップの指摘等面白かった。この手法は、なかなか有効で、もっと他の作家についても読みたい。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784582856507

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著者プロフィール

1966年、青森県生まれ。評論家として、美術・建築・デザインなどを対象に執筆や翻訳活動をおこなう。東京工科大学デザイン学部教授。著書に『拡張するキュレーション――価値を生み出す技術』(集英社)、『オリンピックと万博――巨大イベントのデザイン史』(筑摩書房)、『美術館の政治学』(青弓社)、『美術館はどこへ?――ミュージアムの過去・現在・未来』(廣済堂出版)、共著に『視覚文化とデザイン――メディア、リソース、アーカイヴズ』(水声社)、『幻の万博――紀元二千六百年をめぐる博覧会のポリティクス』(青弓社)など。

「2022年 『ミュージアムの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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