戦国武将と連歌師 (平凡社新書 755)

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 33
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582857559

感想・レビュー・書評

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  • 連歌というかなり知的に高度な遊びがあったことや、明智光秀の本能寺前の有名な連歌会とかも知っていたが、連歌と戦国にフォーカスした本は今までになく面白かった。武士には必須の教養でありコミュニケーションツールでもあった連歌。そのファシリテーターを務めたり採点したりした連歌師は今で言えば俳句の夏井先生みたいな感じか。

  • 連歌について知りたくて、まず書店で目についた本書を手にしましたが、もう少し基本的なことが私の頭に入っていないと、楽しめないのかなぁ、というのが現時点での感想。
    同じ著者の「連歌とは何か」を読ませていただいてから、改めて本書について改めて評価したいと思います。

  • 筆者は筑波大学図書館情報メディア系教授とのことだが、本書の引用の仕方は正しいのでしょうか?使われている図像には出典が書かれていないし、引用文も原文を併記して欲しいところである。また、筆者は読書家であるのだろうが、文章中に多くの歴史小説が出てくるのには閉口した。

    ただ、宗祇の「髭に伽羅炊く」人物像をこの本で知ったことが良かったところである。江戸時代の宗祇のイメージについて興味を持った。

  • <目次>
    第1章  武将はなぜ連歌をしたのか
    第2章  連歌師と武将
    第3章  三人の連歌師
    第4章  公家と連歌師
    第5章  連歌、武家の行事となる
    第6章  連歌の「意図」を読む
    第7章  軍師の連歌
    第8章  連歌その後

    <内容>
    中世文学の代表である「連歌」。今一つ分かりにくい連歌の世界を知りたくて手に取った。が、なんとなくわかったが、内容的には「連歌」の世界を知っている人向け。「連歌」とは何か、が飛んでいて、その先の武士や貴族と連歌の結びつきや使用法が述べられている。
    こうした本に珍しく(こうした本だから?)歴史小説からの引用がたびたび取り上げられる。こんなものなのかな?  

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著者プロフィール

1958年、東京都生まれ。
筑波大学図書館情報メディア系教授。
短詩型文芸専攻。
『近世武家社会と連歌』(勉誠出版、2019年)、『明智光秀の近世』(桂書房、2019年)、『図書・図書館史』(学文社、2014年)

「2020年 『和歌史の中世から近世へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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