大名たちの構造改革: 彼らは藩財政の危機にどう立ち向かったのか (ベスト新書 24)
- ベストセラーズ (2001年10月1日発売)
本棚登録 : 9人
感想 : 1件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584120248
感想・レビュー・書評
-
江戸時代、藩の経済危機に瀕した大名たちがいかにして立ち直らせたか、いくつか例を紹介。
中世から戦国時代までにもある程度の商品流通や商品経済はあったが、社会全体としては農業を基礎にした自給自足経済であり、江戸幕府もこれを基に強固な封建社会を成立させた。が、17世紀なかばになると、農村までも商品経済・貨幣経済に巻き込まれ流通構造も変化する。江戸時代に商品経済が発達した理由としては、1.都市の発展、2. 税制の問題、3. 交通の発達、4.貨幣制度の確立などが考えられるという。この商品経済の発展が、米を基礎にした大名の台所を苦しめ続けるのだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示