- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584121832
感想・レビュー・書評
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その土地に住んでいる人たちが、より愛着を持てるのであればいいことではなかろうか、という気がする。
その土地土地の事情を知らないで、この名前にすべきだと提示するのは正直不快感すら感じた。旧国名、郡名を活かすからといたずらに長い市町村名を付けるべきとしていることが多いが、些か乱暴な気もする。
そういえば過去にもこの人の別の本を買ったが、やはり不快に感じてすぐ処分したことを思い出した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
半年前までの私なら膝を叩いて「そう、その通り!」と絶賛していただろう。
しかし、言葉ってのは時代でどんどん変わっていいという意見に変わった今の私には、何をこの人はここまでムキになるのか読んでいて笑えてくる。そりゃさすがに「太平洋市」だの「南セントレア市」だの「四国中央市」といった地名をつけらそうになったり、実際につけられた地元住民はたまったものではないだろうが、昔ながらの地名を大事にしすぎたり、復活させようとする著者の姿勢は学者のたわごとにすぎない。歴史上の地名の変化を研究しておきながら、現在の変化には了見の狭さを感じた。
私の新地名に対する意見としては、日本の地名なんだからせめて訓読みでつけて欲しいという一点のみだ。 -
2008/4
地名の伝統を守る流れから自治体の合併で起きた新地名に対して批判的に書かれている。確かに、新しい地名はおかしいものが多いが、かといってだから古くから伝わる地名が一番という考えにも疑問を感じる。