『ワーク=ライフ』の時代 (ベスト新書 324)

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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584123249

作品紹介・あらすじ

自分の働き方に満足してますか?人生を好転させるには『仕事』から逃げてはいけない!『重要でない仕事はひとつもない』働くことは、生きること-『仕事』を目的とした、新しい働き方。

感想・レビュー・書評

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  • 仕事とどう向き合うといいのか、という著者なりの考えがまとめられた本。
    人生にとって仕事はどのような位置付けにあるのだろうか。おそらく仕事は仕事だからと割り切っている人であっても仕事の充実は間違いなく生活を充実させるだろうし、著者の言いたいことはよくわかります。

    どちらかといえば、仕事に不満を持っている人や不安を感じているだろう就活生が読むとためになる本だと思います。
    まあ、とりあえず仕事を頑張っていこう。

  • 働くことが生きることにするには?

    →自分の中で内側に幸せ感や満足感の確信を持っている
    仕事自体を目的とし、真面目に取り組んでこそ得られる自己確認と自己充足こそ報酬になる
    自分の仕事を好きになることこそがポイントであり、自分の仕事を好きになると決める
    今の仕事が楽しくないと思ってるということは、好きになれるだけの努力が足りないから
    逃げ道を作らず真剣に仕事に取り組み、本気で努力していたらいつかは誰かが応援してくれると信じて頑張る

  • 就活前に読み直すべし

  • 仕事と人生、働くことの意味…についてときどき考えたりもしますが、仕事への取り組みのヒントになる気がして読んでみました。
    ワークライフバランスなんて言葉がありますが、この本はワーク=ライフということで仕事こそ人生という生き方が紹介されています。
    派遣村などにみられる仮面弱者や、就職活動の現実、ワークライフの弊害などについて紹介したあとで、ワーク=ライフということの重要性について書かれています。
    士業の仕事というのはプロフェッショナルが求められるため、ワーク=ライフという発想はぴったりきます。
    内容的にも自分が働くことの意味を考えて悩んできたことと一致する見解になっていました。
    会社の大きさや、ブランドではなく、自分の使命に従って、自分がやるべきことをやることに重点をおいて取り組むこと、周りの目や評価は気にせず、目の前の仕事を愚直に取り組むことが大事。
    自分の仕事をいかに愛せるか、好きになれるかというのは重要なテーマだと思います。人生の大半を仕事に費やすビジネスパーソンにとって仕事が好きになれなければつらい時間になってしまいます。
    環境を変えれば、職場が変われば自分も変わることができるかもしれない…実際にはそんなことはないと思います。まず今の環境で自分が変われるかどうか、アクションを起こせるかどうかが大事だと思います。
    合コンや飲み会などの華やかな世界、他の人が遊んでいるときになぜに仕事をせねばならんねん!って正直思うことがあります。
    でも、仕事が好きでやりがいを感じていれば全然、関係ない話。
    他人が飲み会で憂さを晴らしている中でも、充実して仕事ができてよかった!て心底思える仕事がしたい。
    この本に書かれている毎日101%の努力を続けていきたいと思います。
    この本は女性目線で書かれています。
    女性が社会で輝き続けるため、好きな仕事を続けるためにどう働くか…そんな悩みの答えが見つかりそうな本だと思います。

  • タイトルを見て最初は、ワークライフバランス論に反対なのかなぁって思いましたが、この本を読んで思ったのは、仕事について考えさせられる1冊だということでした。

    著者自体はワークライフバランスを否定はしていませんでした。

    仕事について迷いが生じた時や、これから就職する学生には1度読んでみて仕事について考えるいいきっかけになる本ではないかと思います。

  • プレジデントロイターの記事(著者インタビュー:中川美紀)を見て、ぜひ読みたくなった一冊。

    自分の理解は2点。
    ・与えられた仕事をとことん実施。一生懸命実施していたら(数年くらい)仕事の価値、自分の生き方がわかる。そうするとライフとの両立の仕方も見えてくる。
    ・派遣切りで職を失った人や就職氷河時代で職に就けない人のうち、『仮面弱者(弱い者のふりをして働かずに金や食を得ようとする人。弱いことを大手に振って文句を言う人)』も結構いるはず。その人たち以外の人たちをどのように救済するかも考えていきたい。

    就職活動する前の学生や入社後すぐの仕事に対する鬱憤がある人が読者対象かな。

    一流になる前に、まずは人としてひたむきに生きることが大事だと思います。

  • 4月になり、私の勤め先にも5人の新入社員が仲間に加わりました。15年前の自分を見るようで、みんな初々しいのですが、「本気で仕事をする」という会社の方針に共感しているのが見て取れました。
    この方針、私が年頭に目標にしたこととぴったり重なります。今の勤め先に自分が転職したのはこの2月からですが、いい会社に縁があったと実感しています。

    近年流行している「ワーク・ライフ・バランス」ですが、自分としては違和感を持っていました。平日の定時の勤務時間は8時間。休憩と通勤の時間を入れれば、残業がなくとも1日の半分は会社に関わっていることになります。その時間がライフでないというのは、勤め人は一生の半分を死んでいるといっているのと同じでしょう。
    つまり、自分にとって仕事時間は生活の一部だし、生活の一部であるからこそ充実させる必要があると考えます。仕事とそれ以外の時間を別々に考えて、仕事以外の時間だけを充実させることで生活が充実するかというと、絶対に無理と断言していいと思います。仕事が充実しないと生活全体が充実しません。

    そもそも、ライフ(「生活」であったり「人生」であったりしますが)が充実していると感じるのは、時間を忘れて没頭できるくらい打ち込めるものが何かあるときだといえます。仕事が嫌だからといって、嫌なものから逃げてばかりいたら、仕事以外のほうでも面倒なことから逃げる癖がついてしまって、結局生活の質を高めることにはならないのではないでしょうか。
    打ち込むものが仕事である必要はありませんが、最も長い時間を仕事に使っているのだから、仕事に打ち込めるとしたらそれは幸せなことだと思います。
    仕事は決して楽なものではありません。ですが、この仕事をやることで喜ぶ顧客がいる、会社の売り上げが上がる、自分が成長できる。仕事がしんどいものであっても、そういった成功体験が得られるのであれば、十分に打ち込む価値があるし、楽しめると思うのです。

    長い時間働いて苦しめとは、この本には一言も書いていません。むしろ無駄にだらだら働くことに対しては否定的です。仕事の時間を、密度の濃い充実したものにすることによって、生活全体の質が上がっていく、本書全体を通しての主張はそこにあります。
    仕事が生計を得るための手段としか思えない人、しんどいだけだと思っている人は、仕事をポジティブな側面から見直し、仕事に対する考え方を変えていってほしいと思うのです。それが自分自身のためになるし、ひいては社会全体の生産性向上につながるわけですから。

  • 仕事を全力でやることからプライベートも人生もイキイキしてくる(2011.3)

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